Twitter(X)のスペースのやり方は?聞くだけ参加は失礼?基本操作とマナーを徹底解説【2025年最新版】

この記事のまとめ
スペースの基本:Xの公開型“音声チャットルーム”の仕組みと、顔出し不要で“ながら聴き”できる特長。
参加の役割と上限:ホスト/共同ホスト/スピーカー/リスナーの違い、同時発話13人・リスナー無制限のルール。
開催・参加のやり方:スマホでの開始手順、PCでできること、通知・リンク・タブからの参加方法。
録音と公開範囲:録音ON時のアーカイブ(30日)と表示仕様、匿名リスニング・通知オフ等のプライバシー設定。
聞き専のマナーと活用:入退出の作法、リアクション活用、ビジネスのリサーチ/ネットワーキングへの応用例。


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目次

Twitter Xのスペースとは?まずは基本をおさらい

スペースの基本機能と参加形式(ホスト・スピーカー・リスナー)

Twitterの「スペース」(現在はXスペース)とは、リアルタイムで音声による会話が楽しめる公開型の音声チャットルーム機能です。

フォロワー同士はもちろんフォロー関係にないユーザーでも参加できる公開の場として多く利用されています。

特徴は顔出し不要で声だけで交流できる点で、まるでラジオのように雑談やディスカッションが行われています。

スペースでは4種類の役割が用意されています(※2025年現在)。各役割と権限は以下の通りです。

  • ホスト – スペースの開設者です。

    スペースの開始・終了や誰を話者にするかの管理、録音のオンオフなどすべての操作権限を持ちます。

スペースを開設するとホスト自身が自動的にスピーカーになります。

  • 共同ホスト – ホストから任命されるサブ管理者です。

    ホスト1名につき最大2名まで設定可能で、スピーカーの招待やリスナーの退出制御など、一部ホストに準じた権限を持ちます。
  • スピーカー – ホストまたは共同ホストから話す許可を与えられた参加者です。

    マイクをオンにして発言できるほか、リアクションボタンで感情表現したり、他の人をスペースに招待したりできます。
  • リスナー – 聞くだけで参加しているユーザーです。

    音声の視聴およびリアクション(絵文字)の送信のみ可能で、マイクは自動的にミュートされています。

スマートフォン版Xスペースの画面例。参加者のプロフィール下に「ホスト」「共同ホスト」「スピーカー」「リスナー」と役割が表示され、それぞれ発言や管理の可否が異なる

最大でホスト1人+共同ホスト2人+スピーカー10人の計13人までが同時に話せます。

リスナー(聞き専参加)は人数無制限で、誰でも自由に参加・退出可能です。

スペース内では基本的にホストが場を進行し、スピーカーが順番に話し、リスナーはラジオを聞くように聞き役に徹する形式です。

「やり方」を知る前に理解したい、スペースの特徴と仕組み

スペースはすべて公開設定で行われ、現時点ではクローズドな「招待制スペース」は存在しません(※一部例外的にホストが非公開アカウントの場合や後述する匿名モード利用時を除く)。

つまり、スペースが開催されるとフォローしていないユーザーでもリスナーとして自由に入室できます。

開催中のスペースはフォロワーのタイムライン最上部に紫色の表示枠(スペースのタイトルや参加者数などを示すタグ)として自動表示され、誰でもワンタップで「聞いてみる」から参加可能です。

音声のみのライブ配信機能であるため、動画や顔出しの必要がなく手軽に始められる点も特徴です。

スマートフォンとXアプリさえあれば特別な機材や場所の準備も要らず、配信のハードルが低いのは大きなメリットでしょう。

たとえば照明やカメラ映りを気にすることなく、自宅や移動中でも気軽にトークに参加できます。またリスナー側も、他の作業をしながら「耳だけ参加」しやすい利点があります。

テキストや動画コンテンツと違い、家事中・運動中でも音声なら聞けるため、ながら聴きできるのがスペースの魅力です。

スペース内の会話は基本的にその場限りですが、ホストが「録音」をオンにすると終了後にアーカイブが公開され、後から聴き直すことも可能です(録音中はスペース上部に「REC」マークが表示されます)。

録音しない限りアーカイブは残らないため、気軽に発言しやすい一方、リアルタイムで聞き逃すと後から聴けない点には注意しましょう。

以上のように、Twitter(X)スペースは誰でも出入り自由な公開音声チャットルームです。

では実際にどのようにスペースを開催・参加するのか、具体的な操作方法を見ていきましょう。

Twitter Xスペースのやり方|開催・参加の基本操作

自分でスペースを開催する方法(スマホ/PC)

スマホでスペースを開始する手順: 

Xアプリ(旧Twitterアプリ)からスペースをホストするには、まずアプリを最新バージョンにアップデートしてください。

ホーム画面下部に表示されている「+(投稿作成)」ボタンを長押しすると、投稿方法のメニューが開きます。

その中にあるマイクのアイコン「スペース」をタップしましょう。

または、ホームタイムライン下部に専用の「スペース」タブ(🔈アイコン)が表示されている場合はそれをタップしてもスペース作成画面に進めます。

Twitter(X)スマホアプリのホーム画面。右下の「+」投稿ボタンを長押しすると表示されるメニューからマイクのアイコンを選ぶと、スペース作成を開始できる

スペース作成画面が表示されたら、まずスペースのタイトル(テーマ)を入力します。

初めて開催する場合は「〇〇の初めてのスペース」といった分かりやすい名前にすると、興味を持ったリスナーが集まりやすくなります。

続いて(必要に応じて)関連トピックの設定や録音(アーカイブ)のオンオフを選択しましょう。

準備が整ったら「今すぐ始める」ボタンを押せばスペースが開始します。

スペース開始直後は、ホストであるあなた自身のみがスピーカーで、マイクはミュート状態になっています。

まず自分のマイクをタップしてミュート解除し、「声は聞こえていますか?」などと簡単に話しかけて音声が届いているか確認しましょう。

なお、スペース開始時に「フォロワーにDMで通知しますか?」と尋ねられる場合がありますが、必要なければ「スキップ」して問題ありません(告知したい場合のみDM送信を活用できます)。

共同ホスト・スピーカーの招待: 

スペースが始まったら、他のユーザーを共同ホストやスピーカーに招待することも可能です。

画面下部の人型アイコンから参加者リストを開き、招待したいリスナーのプロフィールをタップして「スピーカーに招待」または「共同ホストに招待」を選択します。

相手側に通知が届き、承認されればその人は発言可能な役割に昇格します。最大で共同ホスト2名、スピーカー(発言者)合計11名まで追加できる点を覚えておきましょう。

PC(ブラウザ)からの開催可否:

2025年現在、PC版ではスペースを開始(ホスト)することはできません

リスナーとして既存のスペースに参加することのみ可能です(後述するとおり、リンクをクリックしてPCから聞くことはできます)。

そのため、自分でスペースを開きたい場合はスマートフォンからXアプリを使う必要があります。

ホストをPCでやりたい場合はエミュレータを利用するか、今後の公式アップデートを待ちましょう。

他人のスペースに参加する方法(通知・タイムライン・共有リンクから)

誰かが開催しているスペースにリスナーとして参加する方法はいくつかあります。

基本的にはスペースは公開情報なので、フォロー関係に関わらず興味のある部屋を見つけてクリックすればOKです。

以下に代表的な参加パターンを紹介します。

方法説明
フォロワーのスペースに参加フォローしているユーザーがスペースを始めると、アプリのタイムライン最上部に紫色の枠で告知が表示されます。そこをタップすると概要が確認でき、「聞いてみる」ボタンを押すだけで即座に参加できます。気軽に入れる最も一般的な方法です。
他人の参加状況から辿るあなたがフォローしている人が別のスペースを聞いている場合、「○○さんがスペースを聞いています」と表示されます。その表示をタップすることで参加可能です。友人や知り合いの行動から、思いがけないテーマのスペースに出会えることもあります。
スペースタブから探すスマホアプリ下部のメニューにあるマイクアイコン(スペースタブ)を開くと、現在開催中の公開スペースや今後の予約スペースが一覧で表示されます。テーマや開催予定時刻を見て選べるため、目的に合ったスペースを探すのに便利です。人気のスペースやトレンドもここから見つけられます。
リンクや招待から参加スペースには固有のURLがあり、ホストがツイートやDMで共有します。リンクをタップすれば直接そのスペースに参加できます。フォロー外のユーザーのスペースでも入室できるので、招待やシェアをきっかけに幅広いテーマに触れることが可能です。

これらの方法により、基本的には聞きたいスペースを見つけたらワンタップで参加できます。

なお、スマホ・PCいずれの場合でも、リスナーとして参加する限り自分の声や映像が相手に伝わることは一切ありません

ラジオやポッドキャストを聞く感覚で安心して飛び込んでみてください。

スピーカーになるには?リクエストと承認の流れ

スペースでは最初はリスナーとして参加していても、希望すればスピーカーとして発言に加わることも可能です。

自ら話したい場合、またはホストに指名された場合の流れを把握しておきましょう。

自分から発言リクエストを送る場合: 

スペース入室後、画面下にマイクアイコンや「話す」ボタンが表示されていれば、それをタップして発言許可をリクエストできます(通常は画面下部にあるマイクアイコンに斜線が入っている状態=リスナーの状態。

これをタップすると「スピーカーになるリクエスト」がホストに送信されます)。

ホストはあなたのリクエストを承認または拒否できます。

承認されると通知が届き、あなたのマイクが有効化されスピーカーとして話せるようになります。

ホストに指名(招待)される場合: 

人気のスペースではリスナーが多く全員が発言するのは難しいため、基本はホスト側から「話したい方いますか?」と募って指名されるケースもあります。

ホストや共同ホストがあなたを話者に追加した場合、画面上に「○○さんにスピーカーとして招待されました」という案内が表示されます。

その際、発言に同意するなら承諾ボタンをタップしましょう。

不要であれば拒否や無視を選べます。

承諾すれば即スピーカーに昇格し、あなたのプロフィール欄には「スピーカー」と表示されます。

スピーカーになった後は、画面左下にマイクのオン/offボタンが出現します。

発言するとき以外はマイクをオフにしておくのがマナーです(周囲の雑音を防ぐため)。

自分の順番が来たらマイクをオンにして話し、終わったらまたミュートに戻しましょう。

スピーカーは複数人いる場合、お互いに発言タイミングを譲り合い、相手の発言を遮らないよう注意します(ホストが司会進行してくれる場合が多いので、それに従えば問題ありません)。

なお、「聞き専」のつもりで参加していたのにスピーカー招待されることもあります。

その場合、無理に話す必要はありません

興味がない/準備がない場合は遠慮せずリクエストを拒否して大丈夫です。

ホストにも「この人は聞くだけかな」と意図が伝わりますし、他のリスナーをまた指名してくれるでしょう。

逆に一度承諾してスピーカーになった後でも、「やっぱり聞き役に戻りたい」と感じたら自発的に退出してしまうのも一つの手です(退出すれば自動でリスナーに戻れます)。

気負わず、自分のペースで参加形式を選んでください。

聞くだけ参加は失礼?スペース利用マナーを解説

リスナーとして参加するのは「普通の使い方」

結論から言えば、スペースに「聞くだけ」で参加するのは全く失礼ではなく、ごく普通の利用方法です。

実際のスペース配信では、発言者よりも聞き手として参加しているリスナーの方が圧倒的に多く、無言で聞いている人の方が多数派となっています。

ホストやスピーカー側も「聞いてくれるだけで嬉しい」「聞き専の方も大歓迎」といった呼びかけをしているケースがほとんどで、発言なしの参加は日常的に受け入れられているのです。

例えば多くのホストはスペース開始時や途中で「お気軽にどうぞ」「🔇無言参加でも全然OK!」といった案内をしており、リスナーが増えること自体を「場を支える大事な参加者」として歓迎しています。

ときにはリスナーがテキストコメント代わりに「仕事しながら聞いてます」といった感想をプロフィールに書いたりしますが、それに対してホストが「ご自由に聞いていってください!」と温かく応じる場面もあります。

要するに誰かのスペースに黙って入って黙って出ても問題ないというのが大方の共通認識です。

実際ユーザーからも「みんな勝手に入って勝手に出るので大丈夫ですよ」という声があるほどです。

もちろん、ごく稀に少人数の雑談スペースなどで「あれ、この人誰だろう?」と驚かれるケースがないとは言い切れません。

しかしそれもプロフィールを見れば安心できますし、少なくとも黙って聞いているだけで相手に不快感を与えることは基本的にありません

安心して「聞き専スタイル」を楽しんでください。

「聞くだけ」でも印象を悪くしないための振る舞い

とはいえ、聞き専リスナーとして参加する際にも最低限のマナーやちょっとした気遣いがあると、より好印象で楽しむことができます。

何も設定していない状態だと、リスナー一覧にポツンと知らない名前や真っ白なアイコンが表示されて「この人は何者だろう?」と違和感を持たれる場合もあるためです。

以下に、聞くだけ参加時におすすめの振る舞い・工夫を紹介します。

  • プロフィール情報を整える: スペース参加中はあなたのアカウント名とアイコンが一覧に表示されます。このとき、名前が記号だけだったりアイコン画像がデフォルトのままだと、ホストや他の参加者が「どんな人だろう?」と戸惑うかもしれません。そこで、表示名にちょっとした挨拶や一言を加えたり、自己紹介文に「配信を聞くのが好きです」など興味関心を書くのがおすすめです。例えば名前に「こんばんは🌙」と入れるだけでも親しみやすくなりますし、アイコンも何かしら設定しておけば「感じのいい人だな」と思われやすくなります。スペースのテーマに関連する趣味をプロフィールに書いておけば話題が合いやすく、思わぬところで声をかけられることもあるでしょう。「話さないけど雰囲気を楽しみたい」聞き専の方こそ、一度プロフィールを見直してみてください。
  • 入退出時は静かに&リアクション活用: リスナーは入退室の際に特別な操作は不要です。途中参加・途中退出は自由に行って構いません。もちろん「退出します、失礼します」といった音声での挨拶は送れませんし不要です。その代わり、入室時や退室時に軽くリアクションを送るとスマートです。例えば入ったときに👋手を振るスタンプを一つ送れば「こんにちは」の代わりになりますし、退出前に👏拍手や🙏ありがとうマークを送れば「楽しかった」「ありがとうございます」という気持ちを伝えて静かに去ることができます。リアクションはワンタップで送信でき、発言せず場に溶け込む便利なコミュニケーション手段なので、ぜひ活用しましょう。
  • 場の雰囲気を壊さない: 基本的にリスナーは聞いているだけでOKですが、万一チャット機能やコメントを使えるスペースであれば、誹謗中傷や的外れな発言は慎みましょう。最近は一部スペースでコメント機能(スペースに関連するツイートを投稿してやりとりする機能)も登場しています。聞き専であっても配信内容に絡めたポジティブな感想ツイートをしたり、ハッシュタグで応援コメントをするのは歓迎されます。逆に場と無関係の発言やネガティブな投稿は雰囲気を悪くするので避けてください。

以上のような配慮をすれば、「聞くだけ参加」でも周囲から好印象を持たれ、ホストにとっても他の参加者にとっても心地よい空間づくりに貢献できます。

スピーカーに指名されたときの対応方法

聞き専で参加しているつもりでも、前述のようにホストから突然「○○さん、一言いかがですか?」とスピーカーに指名される場合があります。

そんなとき慌てないために、対応の仕方を押さえておきましょう。

  1. 無理に話す必要はない: 指名=必ず応じなければいけない、ということはありません。招待通知が表示されたら、話す意思がない場合は遠慮なく辞退しましょう。具体的には「後で」を選ぶか、そのまま放置すればOKです。ホスト側にはあなたがスピーカー参加を見送ったことが伝わるので心配いりません。「聞きたいだけなんだな」と理解してもらえます。
  2. 軽くリアクションで返す: 招待を断る際、直接声で返答はできませんが、代わりに🙏や🙇のリアクションを送って「お気持ちだけ頂きます」の意思を示すのも一つのマナーでしょう。無言で拒否しても失礼ではありませんが、リアクションがあるとホスト側も「あ、今は話さないんだな」と察しやすくなります。
  3. 話したい場合は承諾してマイクON: もし「せっかくなので話してみようかな」と思ったら、招待通知の承諾ボタンをタップしましょう。その後はスピーカーとして発言できます。初めて話すときは「○○と申します。お招きありがとうございます」と簡単に挨拶すると丁寧です。いきなり長話をする必要はなく、一言二言コメントしたら「では引き続き拝聴します」と締めてマイクをオフにするとスマートでしょう。緊張する場合は短めに終えて大丈夫です。話し終えたら自分でリスナーに戻ることはできないため、そのままマイクをミュートし引き続き聞き手に徹する形になります(どうしても降板したい場合は退出→再入室という手もあります)。

いずれの場合も、指名されたからといって負担に感じる必要はありません

スペースはあくまでカジュアルな音声の場ですので、「聞くだけのつもりだったので…」と後でDMする必要も特にありません。

ホスト側もリスナー全員に話させたいわけではなく、可能な範囲で交流できればと考えていることが多いです。

自分のペースで、話したいときだけ話すで問題ありません。

Twitter Xスペースを快適に活用するコツ

トラブルを避けるためのマナーと設定(マイクON/OFF、通知制御など)

スペースを気持ちよく利用するために、事前に確認しておきたいマナーや設定項目があります。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • マイク設定と発言マナー: スピーカーになる可能性がある場合は、周囲の雑音を減らすためイヤホンやヘッドセットの使用がおすすめです。また発言時以外は常にマイクをミュートにする習慣を付けましょう。特に生活音や周囲の音が入りやすい環境では必須のマナーです。話すときは相手の声とかぶせず、適度な間合いを取って発言するよう心がけてください。
  • リスナー時の聞こえないトラブル: 「スペースに入ったのに音が出ない」という場合、まずスマホ本体の音量サイレントスイッチを確認しましょう。iPhoneでは設定アプリの「X」→「マイク」がオフだと音声が出ないこともあります。Androidでもアプリのマイク権限が許可されているか確認し、必要なら再起動してください。多くの場合は自分側の設定見直しで解決します。
  • 通知の制御: スペース参加時にはデフォルトでフォロワーに通知が行く場合があります。「○○さんがスペースを聞いています」といった情報がフォロワーのタイムライン上部に表示され、あなたの聞いている内容が周囲に知られてしまうことがあります。プライベートな話題のスペースをこっそり聞きたいときなど、この機能はオフにしておくと良いでしょう。設定方法は、Xアプリの**「設定とプライバシー > プライバシーと安全 > スペース > 自分が聞いているスペースをフォロワーに表示する」**のチェックをオフにするだけです。事前に設定しておけば「いつの間にか聞いているのがバレていた…」という事態を防げます。
  • 匿名リスニングモードの活用: 2024年から導入された新機能に「匿名リスニング」モードがあります。これはスペース参加時に自分のアカウント情報(名前・アイコン)をスペース内に表示させない設定です。参加前に「匿名で聞く」オプションを選ぶことで、ホストや他のリスナーからあなたが誰か分からない状態でこっそり聴取できます。どうしても身バレしたくない、知られずに情報収集したい場合に有効な手段です。ただし匿名で聞くにはログインした状態での設定が必要で、2025年現在はログアウト状態ではスペースを視聴できません(以前は未ログインでも聴取できる裏技がありましたが、現在はXアカウント必須となりました)
  • 参加できない場合のチェック: 「リンクをクリックしても入れない」「参加ボタンが押せない」というときは、ホストにブロックされていないか確認しましょう。あなたがホストにブロックされているとスペースには参加できません。またホスト側が鍵アカウント(非公開)でフォロワー限定公開のスペースを行っているケースも稀にあります。この場合、その人をフォローしていないと入室できません。心当たりがあればフォロー関係を確認してみましょう。それでも入れない場合は、一度アプリを再起動したり通信環境を見直すなど基本的な対処も試してください。

以上の設定やマナーを事前に押さえておけば、聞き専参加でも不要なトラブルを避けつつ快適にスペースを楽しめます。

特に通知関係はプライバシーに関わる部分なので、一度設定画面をチェックしておくことをおすすめします。

ビジネス利用での「聞くだけ参加」の活かし方

スペースは個人が楽しむだけでなく、ビジネスシーンでも有用なツールになり得ます。

ここでは企業のマーケティング担当者やSNS運用者が、「聞くだけ参加」を上手に活用する方法を考えてみましょう。

  • 市場リサーチに活用: 業界の最新トレンドやユーザーの生の声を収集する場としてスペースは貴重です。例えば競合他社や業界の有識者が開催するスペースに自社アカウントでリスナー参加すれば、リアルタイムで顧客の反応や業界の動向を把握できます。発言せずとも、その場の議論内容や質問の傾向をメモしておけば、商品改善やコンテンツ戦略のヒントが得られるでしょう。聞き専=ソーシャルリスニングと割り切って、多くのスペースに足を運んでみるのもおすすめです。
  • ネットワーキング効果: 仮に自社公式アカウントで他人のスペースを聞いていると、フォロワーには「〇〇(あなたの企業アカウント)がスペースを聞いています」と表示されます。一見プライベートが漏れるデメリットにも思えますが、裏を返せばそのスペース自体をフォロワーに宣伝する効果があります。例えば業界セミナー的なスペースを聞いていれば、「この企業も注目している話題なんだ」とフォロワーが感じて参加してくれるかもしれません。結果としてホストとの接点が生まれたり、自社の関心領域をアピールすることにも繋がります。ビジネス目的であえて聞き専参加を公開するのも一つの戦略と言えるでしょう。
  • 社内研修・情報収集: スペースには有識者やプロフェッショナルが集まりディスカッションしているケースが多々あります。マーケ担当者が他社の成功事例を語るスペースや、最新技術動向を議論するスペースに聞き専で参加し勉強するのも有効です。ウェビナー感覚で社員に聴講させ、終了後に学んだポイントを共有すれば、手軽な社内研修ツールとしても機能します。「ながら聴き」でインプットできるので業務の合間にも活用しやすいでしょう。

聞き専でも有効な情報収集ツールとしての活用例

最後に、「聞くだけ参加」だからこそ得られるメリットについていくつか具体例を挙げます。アウトプットはしないけれどインプット重視でスペースを使い倒したい方は、ぜひ以下のような活用を試してみてください。

  • トレンドキャッチアップ: 朝の通勤時間や休憩中に、業界のトレンドを扱うスペースをチェック。新聞を読む代わりに有識者の討論を“聞くだけ”でキャッチアップできます。例えばマーケ業界なら「最新アルゴリズム変更について語るスペース」、IT業界なら「新製品〇〇の評価討論スペース」など、耳を傾けるだけで生の情報が手に入ります。
  • ユーザーの生の声収集: 自社商品に関するスペースが開かれていれば、こっそりリスナー参加してユーザーの本音トークを聞くのも有益です。クレームや要望が出てくれば製品改善のヒントになりますし、思わぬ使い方をしている事例を知ることもあります。Twitter検索では拾いにくい潜在的なユーザーの声を収集できるチャンスです。
  • 語学やスキル習得: スペースは国際色も豊かで、英語や他言語での雑談スペースも数多く存在します。聞き専で語学勉強として海外ユーザーのスペースに参加すれば、生きた言語に触れられます。発言しなくてもリスニング練習になりますし、チャット欄があれば質問を投げてみることも可能です。専門分野でも、有識者同士の議論を聞くことで知識が深まるでしょう。
  • 社交・エンタメ: 聞き専参加は気楽なので、普段接点のないコミュニティのスペースにも入りやすいはずです。趣味の合う人たちのスペースを巡って話題の作品の感想を盗み聞き(?)したり、有名人が稀に開催するスペースに潜り込んでラジオ感覚で楽しむのもアリです。チャット欄で盛り上がっているのを眺めるだけでも一体感が味わえます。

このように、「話さない参加」でもスペースは情報収集と娯楽の宝庫です。自分の目的に合わせて、積極的に様々なスペースを聞いて回ってみましょう。最初は取っ付きにくく感じても、慣れれば通勤のお供や作業BGM代わりにすらなるかもしれません。

よくある質問|スペース参加に関するQ&A

聞くだけ参加はホストや他の人にバレる?

A: 通常、バレます。リスナーとしてスペースに入室すると、参加者一覧にあなたのアカウント名とアイコンが表示されます。これはホストはもちろん、一緒に聞いている他のリスナーやスピーカーにも見える仕様です。したがって「誰にも知られずにひっそり聞く」ことはデフォルトではできません。ただし、参加者が数百人規模の大きなスペースであれば個々の名前まではいちいち見られないので実質バレにくいと言えます。逆に5人程度の少人数スペースに入ればすぐに「あの人来たんだな」と認識されるでしょう。

さらに、あなたがスペースに入ったことはフォロワーにも伝わる可能性があります。前述のとおりフォロワーのタイムライン上部に「○○さんがスペースを聞いています」と表示される仕組みがあるためです。意外とこの通知を見ている人も多く、「どんな部屋に入っているのか一目で分かってしまう」点には注意が必要です。「上司や取引先に見られると気まずい…」という場合は対策しましょう。

対策方法: フォロワーへの視聴通知は設定でオフにできます。Xアプリのプライバシー設定内「スペース」項目で「自分が聞いているスペースをフォロワーからわかるようにする」をオフにしてください。これで少なくともフォロワーに行動を知られる心配は減ります。また2024年導入の匿名リスニングモードを使えば、そもそもスペース内の参加者一覧に自分の名前が表示されなくなります。参加前に「匿名で聞く」を選択することで完全に身を潜めて聴取可能です。どうしてもバレたくない場合はこの機能を活用しましょう。

聞くだけで退室しても失礼にならない?

A: 全く問題ありません。 スペースは出入り自由なので、興味のある部分だけ聞いて途中で抜けても礼儀に反することはありません。リスナーは基本的に無言で退出しますし、特にホストへ断りのメッセージ等を送る必要もありません。そもそもリスナーは発言権がないため、「退出します」などと音声で挨拶する方法もありません。

小規模スペースで長時間一緒に聞いていた場合、「抜けるね」と一言伝えたい気持ちになるかもしれません。しかしシステム上それはできないので、代わりに退出前に👏や🙏のリアクションを送る程度で十分礼儀は果たせます。送らなくてもマナー違反ではありません。何も言わずスッと抜けても大丈夫です。

実際、他のリスナーも自分のタイミングで自由に退出しています。ホスト側もそれを理解しており、「あれ?いつの間にか○○さんいなくなってる」くらいの感覚で特に気に留めません。長居しないと失礼、ということは全くありませんので、聞きたい部分を聞いたら気軽に退室してOKです。

途中参加・途中退出のマナーは?

A: スペースは常に途中参加・途中退出OKの場です。最初から最後まで居なければいけない決まりもなければ、途中で入ってはいけないということもありません。例えば開始30分後に参加しても全く問題なく歓迎されますし、逆に配信途中で抜けても「なぜ出て行ったの?」などと詮索されることは通常ありません。

マナーとして強いて言えば、入室直後にすぐ退出を繰り返すような行為は避けた方が良いでしょう。何度も出入りすると参加者数が増減してホストが気にする可能性があります。興味本位で部屋をのぞいてすぐ閉じる場合でも、1~2分は様子を見てから退出する方がスマートです。

また、途中参加したとき話の流れが分からなくても焦らず聞き始めましょう。理解できてきたタイミングで👍リアクションを送ったり、タイミングが合えばチャット欄で「途中から参加しましたが〇〇についての話でしょうか?」と聞いてみるのも一案です(ホストが拾って説明してくれるかもしれません)。

途中退出する際は前述の通り特別なアクションは不要です。ただ、一言お礼を伝えたい気持ちがあるなら🙏リアクションを残してそっと退出すると良いでしょう。小さなサインですが、受け取ったホスト側には「あ、落ちるんだな」と伝わります。

いずれにせよ、スペースは出入り自由が大前提です。リアルの会議やオフ会とは違い、全員が好きなタイミングで参加・退出します。それが当たり前の文化ですので、気兼ねなく途中参加・退出して大丈夫です。

まとめ|Twitter Xスペースは「聞くだけ」でも問題なし!安心して参加しよう

聞くだけは立派な参加方法の一つ

Twitter(X)のスペースは、聞くだけ参加(聞き専)で十分に楽しめる機能です。

発言しなければ失礼では?と心配する必要は全くありません。

むしろ大勢のリスナーがいることでスペースは成り立っており、ホストやスピーカーも「聞いてくれる人がいるから話すモチベーションが上がる」と感じています。

あなたが黙って聴いているだけでも、しっかり場を支える一員なのですt

現にほとんどのスペース参加者は発言せず聞いているだけですし、それが普通のこととして受け入れられています。

好きなテーマのトークをラジオ感覚で楽しんだり、新しい知識を得たり、人によってスペースの楽しみ方は様々です。

話したくなれば話せばいいし、聞くだけで満足ならそれでOK。あなたなりの参加スタイルで構いません

正しいマナーを知ってスペースをもっと楽しもう

今回解説した基本操作やマナーを押さえておけば、聞き専スタイルでも何の不安もなくスペースに飛び込めるはずです。

プロフィールを整えリアクションを活用すれば、発言しなくても十分ホストとのコミュニケーションが取れます。

また通知設定などプライバシー面の調整をしておけば、周囲の目を気にせず自分のペースで楽しめるでしょう。

スペースは今後も進化を続けると予想されます。新機能が追加されたら随時キャッチアップしつつ、正しいマナーで参加することが大切です。

ルールといっても堅苦しいものではなく、相手への思いやりや基本的なネット上の礼儀を守れば十分です。

お互い気持ちよく交流できるよう配慮しつつ、音声ならではの臨場感をぜひ楽しんでください。

聞くだけでも何も遠慮はいりません。

最初は勇気がいるかもしれませんが、一度参加してしまえば面白さが実感できるはずです。

Twitter(X)スペースをフル活用して、趣味やビジネスに役立つ情報収集、人との新たな繋がり、そしてちょっとした息抜き時間を手に入れましょう。

さあ、次はあなたも気になるスペースに「聞くだけ」から参加してみてはいかがでしょうか。

きっと有意義な体験が待っていますよ。安心してスペースの世界に飛び込み、充実した時間をお過ごしください。聞き専スタイル、大歓迎です!

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この記事を書いた人

田代 和也のアバター 田代 和也 MomentuMmarketing代表

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