Twitter(X)「リツイート」と「リポスト」の違いとは?操作方法から活用法・アルゴリズムの影響まで徹底解説

この記事のまとめ
「リツイート」と「リポスト」の違い
  機能は同一で名称変更のみ
基本操作方法
  稿下の🔁アイコンから選択可能
効果的な活用法
  価値ある情報の共有、引用リポストでの見解発信、自分の過去投稿の再活用など
アルゴリズムへの影響
  リポストは拡散や「おすすめ」表示に有利
誤解と注意点
  リツイートとリポストは別機能ではない

Twitterが「X」にリブランディングされ、「リツイート」の呼び名が「リポスト」に変わったことをご存知でしょうか。

名称変更によって何が変わったのか、SNS運用担当者やビジネスでSNSを活用する経営者の方の中にも戸惑う方がいるかもしれません。

実は、リツイートとリポストは基本的に同じ機能ですが、名称の違いや使い方のコツ、アルゴリズム上の影響など知っておくべきポイントがあります。

本記事では「リツイート」と「リポスト」の違い・操作手順・効果的な活用法・アルゴリズムへの影響・誤解と注意点までをわかりやすく解説します。

田代
SNSでの情報発信力を強化しマネタイズにつなげたい方は、ぜひ参考にしてください!


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目次

リツイートとリポストの違い

TwitterがXへ名称変更された際、「リツイート」は「リポスト」に名称が変更されました。

機能自体は以前のリツイートとほとんど同じで、他ユーザーの投稿を自分のフォロワーに共有するものです。

つまり名前が変わっただけで操作は同じであり、アイコンも従来通り矢印が2つ循環するデザインなので戸惑う必要はありません。

実際、旧Twitterではリツイートは「RT」と略されていましたが、Xではリポストを「RP」と略すユーザーもいます。


「リツイート」と「リポスト」は指す機能自体は同一ですが、新名称「リポスト」には「再投稿(再発信)」のニュアンスが含まれている点が特徴です。

名称の違い以外に機能面で大きな差はありませんが、「リポスト」という言葉には「単なる共有以上に、自分の視点を乗せて再発信する」ニュアンスがあるとも言われます。

これはイーロン・マスク氏によるXへの再ブランディングの意図とも関連しており、ユーザーがより能動的にコンテンツを拡散・再解釈できるプラットフォームを目指す象徴と捉えることもできます。

とはいえ実際の使い方は以前と変わらないため、基本的には「リポスト = リツイート(名称が変わっただけ)」と覚えておけば問題ありません。

ちなみに、名称変更から時間が経った現在でもユーザー間では「RT(リポスト)」のように旧名称と新名称を併記しているケースも多く見られます。

企業公式アカウントでもキャンペーン告知などで「この投稿をRT(リポスト)」といった表記が使われており、徐々に「リポスト」という新語を浸透させている段階です。

要するに「リツイート」も「リポスト」も指す機能は同じなので、これからは公式表記である「リポスト」に慣れていきましょう。

リツイート・リポストの基本的な操作方法

リポスト(旧リツイート)の操作手順は従来のTwitterと同じで、とても簡単です。

投稿に付いているリポストアイコン(🔁 矢印が循環するマーク)をクリックするだけで、以下の2種類の共有が選択できます。

  • リポスト(旧リツイート) – そのまま投稿を自分のフォロワーに共有します。択後すぐに自分のタイムラインに元の投稿が表示され、フォロワーにも「○○さんがリポスト」として届きます。コメントは付けず、純粋に他人の投稿を拡散したいときに使います。
  • 引用リポスト(旧引用ツイート) – 元の投稿に自分のコメントを添えて共有します。リポストアイコンをクリック後、「リポスト」と「引用」の2択が表示されるので「引用」を選び、自分の意見や補足を入力してポストします。こうすることで、オリジナル投稿を埋め込んだ自分の新規投稿としてフォロワーに届けることができます。※この方法なら画像や動画を添えてコメントすることも可能で、表現の幅が広がります。

いずれもワンタップで完了し、元ツイートの作者名とあなたのユーザー名が表示される形でタイムラインにシェアされます。

操作に迷うことはほとんどありませんが、リポストする際の補足ポイントも押さえておきましょう。

  • 自分の投稿もリポスト可能: 他人の投稿だけでなく、過去に自分が投稿した内容を再度リポストすることもできます。例えば数ヶ月前の有益なツイートを新しいフォロワーにも見せたいときなどに便利です。ただし短時間で何度も自分の投稿を繰り返しリポストするのは避けましょう(※後述のアルゴリズムと注意点を参照)。
  • リポストの取り消し方: 誤ってリポストしてしまった場合でも安心してください。一度押して緑色になったリポストアイコンをもう一度クリックすれば、リポストを取り消すことができます。取り消すと自分のタイムラインからその共有投稿が消えますが、元の投稿自体は削除されず残ります。
  • 「いいね」との違い: 従来、他人の投稿に「いいね」すると自分のフォロワーのタイムラインに流れる場合がありました。しかし2024年6月以降、いいねは非公開化され他人には見えなくなったため、投稿をフォロワーに共有したい場合はリポストを使う必要があります。単にいいねを押すだけでは拡散にならない点に注意しましょう。

また、鍵アカウント(非公開アカウント)の投稿はリポストできない仕様です。

投稿者名の横に🔒マークが付いている場合、その投稿は保護されており、リポストボタンが表示されないか機能しません。

自分自身が鍵アカウントの場合も同様で、あなたの投稿を他人がリポストすることはできません(あなたが自分でリポストする分には可能ですが、それもあなたの承認したフォロワーにしか表示されません)。

このようにプライバシー設定によってリポストの可否が決まることも覚えておきましょう。

リツイート・リポストを効果的に活用するコツ

リポスト機能を上手に使いこなすことで、フォロワーとのエンゲージメントを高め、情報拡散力を強化することができます。

ここではSNS運用で成果を出すためのリポスト活用のポイントをいくつか紹介します。

価値ある情報を積極的にリポストする

業界の最新ニュースやフォロワーに有益な豆知識など、「フォロワー目線で価値がある」と思える投稿を見つけたら積極的にリポストしましょう。

質の高い情報を共有することでフォロワーから信頼を得られ、自身のアカウント価値向上につながります。

単なる拡散ボタンとしてだけでなく、キュレーションツールとしてリポスト機能を活用するイメージです。

特に話題のトレンド投稿を逃さずリポストすれば、多くの人の目に留まりやすく拡散力が高まります(後述のアルゴリズムにも関係します)。

引用リポストで自分の見解を発信する

ただ共有するだけでなく、引用リポストで自分のコメントを添えると効果倍増です。

例えば業界ニュースを引用リポストして見解を述べたり、他ユーザーの意見に対して自分の意見を付け加えたりすると、オリジナルなコンテンツとなりフォロワーの反応を得やすくなります。

コメント付きリポストはオリジナリティが加わる分、アルゴリズム上も有利になる傾向があります。発信者としての専門性をアピールしつつ、フォロワーとの会話のきっかけにもなるので積極的に活用しましょう。

自分の過去投稿をリポストして再利用

過去に反響の大きかったツイートや、定期的に周知したいお知らせなどは、適宜リポストして再露出させると効果的です。

新しく増えたフォロワーにも見てもらえますし、投稿当時見逃したフォロワーにも再度届きます。

ただし同じ投稿の頻繁な再リポストはスパム行為と見なされかねないため、同一投稿の再共有は間隔を空けて行うようにします。

例えば「毎週○○曜日に過去記事を一本リポストする」などルールを決めて運用すると良いでしょう。

キャンペーンや企画にリポストを活用する

ビジネスアカウントではリポストを活用したフォロー&リポストキャンペーンも効果的です。

投稿をリポストしてもらうこと自体が拡散につながるため、プレゼント企画などで条件に「この投稿をリポスト」を盛り込めば、参加者が増えるほど認知度アップが見込めます。

実際に多くの企業公式アカウントがフォロー&リツイート(リポスト)キャンペーンを展開し、フォロワー拡大に成功しています。

(注意点)UGCの活用・ファンとの交流を深める

ファンや顧客が投稿してくれた自社商品・サービスに関するポストをリポストで紹介するのもおすすめです。

ユーザーが発信したUGC(User Generated Content)を企業アカウントがリポストすれば、生の声を共有して信頼性向上につながります。

例えば「#自社ハッシュタグ」で投稿されたレビューや写真をリポストすれば、他のフォロワーにもその好意的な声が伝わり、ブランド好感度アップやコミュニティ醸成に効果があります。

ただし他人の画像や文章を引用する際は著作権や肖像権に配慮し、必要に応じて許諾を得るなどモラルを守ってください。

(注意点)投稿のタイミングと頻度に配慮する

リポストするタイミングも重要です。

自分のフォロワーがアクティブになりやすい時間帯や曜日を狙ってリポストすると、より多くのリアクションが期待できます(一般的に平日昼休みや夜21時前後などが活発と言われます)。

また、一日に何十件も連続でリポストしないようにしましょう。

タイムラインがリポストだらけになるとフォロワーの負担になり「他人の投稿ばかり流してくるアカウント」という印象を与えかねません。

1日のリポストは数件程度に留め、オリジナル投稿とのバランスを取ることが大切です。

以上のコツを踏まえてリポスト機能を活用すれば、単に投稿をシェアするだけでなく自分の発信力を高める武器として役立てることができます。質の高いコンテンツを見極め、それに自分の視点を加えて再発信することで、フォロワーとの信頼関係構築やエンゲージメント向上につながるでしょう。

リツイート・リポストがアルゴリズムに与える影響

リポストの使い方次第で、Xのタイムライン表示アルゴリズムにも良くも悪くも影響を与えます。

おすすめ(For You)タブやフォロワー以外への露出にも関係する重要ポイントですので、アルゴリズム視点の動きを理解しておきましょう。

拡散された投稿は「おすすめ」に表示されやすい

Xの「おすすめ」フィードはユーザーの興味に沿った人気投稿が流れてくる場所です。

リポストが多く集まった投稿はオリジナル投稿以上に「おすすめ」に載りやすい傾向があります。

リポストという行為自体が「この投稿は価値がある」と多くのユーザーが評価した証拠になるため、アルゴリズムが重要度を高く判断するからです。

さらにコメント付きリポストであれば独自性が加わる分、アルゴリズムから一層好まれやすいとされています。

要するに、有益な投稿を積極的にリポストし自分のコメントを添えることは、「おすすめ」で拡散される近道になるのです。

リポストばかりは逆効果になることも

便利なリポストですが、やりすぎは禁物です。

アルゴリズムは各アカウントの投稿傾向を分析しており、オリジナルの発信が少なくリポストばかりだと「独自性に欠ける」「スパム的」と判断される恐れがあります。

例えば毎日大量のリポストばかり行い自分のツイートがほとんど無い場合、アルゴリズム上は「低アクティブ」または「ボット的な挙動」と見なされ露出が下がる可能性があります。

実際、1日に20件以上もリポストを繰り返すようなアカウントはタイムライン上で表示優先度が下がったり、おすすめにも出にくくなると言われます。

フォロワーにとっても他人の投稿ばかり流れてきてストレスとなり、ミュートやアンフォローの原因になりかねません。

適切な頻度としては1日あたり1〜3件程度のリポストが目安とも言われます。アルゴリズムとユーザー体験の両面から、「量より質」を意識してリポストを活用しましょう。

  • アルゴリズムに嫌われるリポスト例: 次のようなリポスト行為はアルゴリズム上マイナス評価につながるので避けましょう。
    • 同じ投稿の繰り返しリポスト: 短期間に同一内容を何度もリポストする行為は不自然なスパム拡散と見なされます。過去にリポストした投稿をすぐ再度リポストするのはやめましょう。
    • アカウントの専門性と無関係なリポスト: あなたの普段のテーマとかけ離れた話題の投稿を頻繁にリポストすると、フォロワーも混乱しますしアルゴリズムにも「一貫性のないアカウント」と判断されます。自分の専門性・興味に沿った範囲でリポストすることが大切です。
    • 釣り目的の誇張コメント付きリポスト: センセーショナルな煽り文や誇張したコメントで注意を引こうとする引用リポストは、一時的にバズってもアカウントの信頼性を下げるリスクがあります。アルゴリズムはユーザーに有益で信頼できる情報かどうかを重視するため、誇張や不正確な情報の拡散は長期的に見て評価ダウンにつながるでしょう。

このように、アルゴリズムはリポストの「質」と「量」の両方をチェックしています。関連性が高く価値あるコンテンツを適切な頻度でリポストすることが、結果的にあなたのアカウント評価を高め、より多くのユーザーにリーチする鍵です。

反対に、拡散狙いの乱発や無秩序なリポストは逆効果となる点に注意しましょう。

リツイート・リポストに関するよくある誤解と注意点

最後に、リツイート/リポストにまつわる誤解しがちなポイントや利用上の注意点をまとめます。正しく理解してトラブルを避けましょう。

  • 「リツイートとリポストは別の機能?
    前述の通り、リツイート=リポストであり機能的な違いはありません。「リポスト」という名前が新たに登場したとき、「新機能なのか?」と戸惑う声もありましたが、単なる名称変更なので安心してください。操作方法も同一であり、基本的な挙動も変わりません。X公式ヘルプでも「リポストは投稿の再共有機能で、自分や他人の投稿を素早くフォロワーと共有できる」と案内されています。
  • リポストすると相手に通知は届く?
    届きます。自分の投稿が誰かにリポストされると、通知欄に「○○さんがあなたのポストをリポストしました」と表示されます。また各ポストの詳細画面では、何件リポストされているかカウントが表示され、タップすれば誰がリポストしたか一覧で確認することも可能です。これは旧Twitter時代と同様の挙動です。したがって、自分のフォロワー以外にも拡散され得る内容を投稿する際は、その先でどう広がるかも念頭に置きましょう。
  • 元の投稿が削除されたらリポストはどうなる?
    自分のタイムライン上からも消えます。リポストは元ツイートを参照していますので、もしオリジナルの投稿が作者によって削除されたり、あるいはXの規約違反等で削除・アカウント凍結された場合、あなたがリポストした投稿も表示できなくなります。一方、自分がリポストを取り消した場合は前述の通り元投稿には影響ありません。
  • 鍵付き投稿を引用スクショで共有しても良い?:
    鍵アカウントの投稿は公式にはリポストできませんが、中にはスクリーンショットを撮って共有する人もいます。しかし非公開の内容を無断で公開する行為はマナー違反であり、場合によっては規約違反や法的問題につながる可能性もあります。鍵アカウントの投稿はたとえ内容に感銘を受けても許可なく転載しないのが原則です。どうしても共有したい場合は投稿者に承諾を取りましょう。
  • リポスト企画・キャンペーンの注意
    「この投稿をリポストで応募完了」といったキャンペーンは拡散力がありますが、Xのガイドラインに沿って実施する必要があります。例えば「最も多くリポストした人に賞品」等は重複ポストを助長するため禁止されています。また複数アカウントの利用を促す行為もルール違反です。実施時は「1日1回まで有効」など参加回数に制限を設け、不正やスパムを誘発しない工夫をしましょう。もし規約に反する方法でリポストを促すと、アカウントの信頼度低下や最悪の場合アカウント停止につながる恐れもあります。企画を行う際は必ずX公式のプロモーションガイドラインを確認し、健全な範囲で行ってください。
  • 「リツイート=賛同」と誤解される問題
    古くからTwitterでは「RT≠endorsement(リツイートは賛意を示すものではない)」という言葉もあります。他人の投稿をリポストする行為は、必ずしもその内容に全面的に同意・賛成しているとは限りません。単に話題喚起や議論の材料として共有しているケースもあります。自分がリポストする際は、誤解を招かないよう必要に応じてコメントを付け加えると良いでしょう。逆に他者が問題発言をリポストしていた場合も、「この人も同意見だ」と即断せず文脈を読む姿勢が大切です。

以上の点に留意しつつリポスト機能を活用すれば、大きなトラブルなくメリットを享受できるはずです。基本は公開された投稿をより広く共有するための公式機能ですので、節度を守りつつ有効活用しましょう。

まとめ

リツイート(RT)改めリポスト(RP)は、Twitter改めXにおける拡散の要となる機能です。名前こそ変わりましたが本質は変わらず、ワンクリックで有益な情報をフォロワー全体に共有できる強力な手段となっています。

単にボタンを押すだけでなく、自分のコメントを添えて発信力を高めたり、頻度や内容に気を配ってアルゴリズムの恩恵を受けたりと、使い方次第で効果は何倍にもなります。

SNS運用でフォロワーを増やしたい方や情報拡散によるマネタイズを目指す方は、ぜひリポスト機能を戦略的に活用してみてください。

質の高いコンテンツを見極めて共有し、自分の見解をプラスすることで、フォロワーからの信頼とエンゲージメントが向上します。

また、自身のオリジナル投稿とのバランスを取りつつ適度にリポストを織り交ぜれば、アルゴリズムにも好まれアカウント全体の評価アップにもつながるでしょう。

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この記事を書いた人

田代 和也のアバター 田代 和也 MomentuMmarketing代表

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