Twitter(X)の「引用」とは?リツイート・リポストとの違いと使い分けをわかりやすく解説

この記事のまとめ
引用ポストとは?
  他人の投稿に自分のコメントを添えて共有できる機能
リポストとの違い
  リポスト=そのまま拡散、引用=コメント付きで拡散
引用できる条件と制限
  公開アカウントのみ可能。鍵垢の投稿は引用不可
活用シーンとメリット
  ニュースや企業発表への補足、自社姿勢の発信、ユーザー投稿の紹介などで効果的
注意点とリスク管理
  批判的引用の乱用はトラブルやネガティブ印象の原因に

昨今、Twitterは「X(エックス)」へ名称変更し、機能や用語にも変化が生じています。

中でも「引用」(引用ポスト)は、従来のリツイート(現在はリポストと呼ばれます)との違いが分かりにくい部分です。この記事では2025年最新版として、Twitter(X)の「引用」とは何か、その正式な意味と役割、そしてリツイート・リポストとの違いや使い分け方を詳しく解説します。

引用ポストを正しく理解し使いこなすことで、情報拡散と意見発信を両立し、SNS戦略の幅を広げるヒントにしていただければと思います。

田代
引用を活用し、効果的にアカウントを伸ばしていきましょう!


X運用研究所
は、Momemtum Marketingが運用する、X運用ノウハウを体系的に学べるオウンドメディアです。

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目次

Twitter(X)での「引用」とは?正式な意味や役割を解説

Twitter(X)における「引用」とは、他のユーザーの投稿(ポスト)を自分のコメント付きで再投稿する機能のことです。

Xのリポスト機能では単に他人の投稿を共有するだけでなく、自分のコメントや画像/動画を追加して公開することができます。

このコメント付きのリポストが一般に「引用ポスト」と呼ばれるもので、旧Twitterでいう「引用リツイート」に相当します。

引用ポストは、通常の返信とは異なり自分のフォロワー全員に共有される投稿です。

引用することで元の投稿が自分の新規投稿内に埋め込まれ、フォロワーのタイムラインにはあなたのコメントと共に元の投稿内容が表示されます。

これにより、単なるリポスト以上に自分の意見や補足を付け加えた情報発信が可能となり、元の投稿者に対してもあなたのコメント付きで通知が届く仕組みになっています。

引用ポストは、ニュースや有益な情報に対して自分の見解を添えて共有したいときに便利な機能であり、情報共有にオリジナリティと説得力を加える役割を果たします。

引用ポストとは?自分のコメントを添えて共有できる機能

引用ポスト(引用リポスト)は、他人の投稿に自分のコメントを添えて再共有するための機能です。

例えば話題の投稿に対して「自分もこの意見に共感します!私見を付け加えて紹介したい」という場合に、引用ポストを使えば元の投稿を引用しつつ自分のコメント付きでフォロワーに広めることができます。

単なるリポストではできない「共有+一言コメント」を一度に行えるのが大きな特徴です。

引用ポストは元の投稿内容をそのまま添付し、自分のコメントが上部(または下部)に表示される形で投稿されます。

引用された元ポストはカード形式で表示され、投稿者名や内容が明示されるため、引用することで自分の投稿に引用元の情報を含めて言及できる状態になります。

引用ポスト自体はあなたの新規投稿として扱われるため、自分のプロフィールページ(ホーム)の投稿一覧にも表示され、フォロワー以外のユーザーから見てもあなたの投稿+引用元として認識されます。

また、引用ポストは自分自身の過去の投稿に対しても行うことが可能です。

例えば以前の自分のツイート(ポスト)を引用して、新たなコメントを付け加え再投稿することで、過去の話題を再度掘り起こしたりアップデート情報を付記したりできます。

このように引用ポストは、自分や他人の投稿に対してコメント付きで再共有する柔軟な活用ができる機能です。

引用できる投稿の条件と制限事項(鍵垢・削除済みなど)

便利な引用ポストですが、引用できる投稿にはいくつか条件や制限があります。

まず大前提として、引用は公開アカウントの投稿に対してのみ可能です。

非公開(いわゆる鍵垢)アカウントのポストはフォロワーであってもリポスト・引用リポストができません。

これはプライバシー保護のための仕様で、公開範囲が限定された投稿を第三者に拡散できないようになっています(リプライやいいね等はフォロワーであれば可能ですが、シェアは不可)。

したがって、鍵付きアカウントの投稿は引用もリポストもできない点に注意しましょう。

次に元の投稿が削除された場合の挙動です。あなたが引用ポストした後で、引用元の投稿者が元ツイートを削除したりアカウントを削除(退会)した場合、あなたの引用ポストから元の内容は閲覧できなくなります。

引用元が消えた状態では「元のポストは利用できません」等の表示になり、あなたのコメントのみが残る形になります。

つまり引用した投稿の原文が削除されると、引用ポスト側では埋め込まれたツイートが表示されなくなるのです。

このため、後から引用元が消えて文脈が伝わりにくくなるケースもある点は覚えておきましょう。

また、投稿のリプライ制限(特定のユーザー以外は返信できない設定)がかかっている場合でも、引用ポスト自体は行うことができます。

返信を受け付けない投稿に対しても第三者が引用でコメントを付けて拡散できるため、元投稿者の意図せぬ形でコメントが広まる可能性があります。

このように、返信不可の設定は引用による言及を防ぐものではない点も留意が必要です。

最後に、自分の投稿が他人に引用された場合の扱いについて補足します。自分のツイートを誰かが引用リポストした場合、その引用自体を元の投稿者である自分が削除することはできません

仮に自分の投稿を後から削除したとしても、他人の引用ポストには「元ポストなし」の状態で残り続けます。

一度引用されると完全には取り消せない点も含め、公開範囲や内容には気を配る必要があります。

引用ポストのメリット|情報拡散+意見表明の両立が可能

引用ポストの最大のメリットは、情報拡散と自分の意見表明を同時に実現できることです。

通常のリポスト(旧リツイート)が元投稿をそのまま広める機能であるのに対し、引用ポストなら自分のコメントや見解を添えることで発信内容に付加価値を与えながら拡散できます。

単にニュースを共有するだけでなく、自身の評価や感想を載せることでフォロワーにより強い訴求力を持って情報を届けられるのです。

例えば、リポストだけだと「この人はこの情報を共有した」という事実以上のものは伝わりませんが、引用であれば「この情報についてこの人はこう感じている/こんな補足をしている」というあなた独自のメッセージが伝わります。

これにより情報の拡散力が増すとともに、あなた自身の意見発信にもなります

引用リポストは元の投稿者にも通知されるため、単なるリポスト以上に相手の目にも留まりやすく、あなたのコメントを通じてコミュニケーションが生まれる契機にもなります。

実際、誰かに引用されると多くの場合ポジティブな反応を抱くユーザーもおり、自分の投稿にコメント付きで言及されることは嬉しく感じるものです。

さらに、引用ポストはフォロワーとのエンゲージメント向上にも繋がります。

自分の見解や補足情報を加えることでフォロワーとの対話が生まれやすくなり、ただリポストするよりも「○○についてどう思うか」という議論や共感が引き出せます。

結果としてフォロワーからの反応(いいねやコメント)も増えやすく、情報共有と意見表明の両立が可能になるのです。

また、引用ポストは誤解の防止にも役立ちます。

単なるリポストだと「その投稿内容に同意しているのか反対なのか」フォロワーには分かりづらい場合がありますが、引用であれば自分の意見を明示できるため誤った受け取られ方をされにくくなります。

例えば、あえて皮肉や批判の意図でリポストした場合でも、何も書かないとフォロワーはあなたの意図を汲み取れません。

しかし引用コメントで「これは極端な例ですが…」などと添えれば、あなたのスタンスが明確になるため混乱を避けられます。

このように引用ポストは情報拡散と同時に自分の声を発信できる柔軟な手段と言えるでしょう。

【h2】リツイート・リポストとの違いは?意味と使い方を比較

Twitter(X)では2023年以降、「リツイート」機能が「リポスト」と名称変更されました。

これはサービス名がXへ変わり、投稿を示す単語も「ツイート」から「ポスト」へ統一されたことによる変更です。

名前が変わっただけで操作方法や機能自体は従来のリツイートと同じであり、ボタンのデザイン(二つの矢印が円を描くアイコン)も旧Twitterと変わりません。

したがって、本記事ではリツイート=リポスト(同義)として扱い、特に必要がある場合のみ旧称を併記します。

リツイートに関する説明はコチラの記事で解説を行っています。この記事を読むことで、リツイートの理解を深めたり、実際にリツイートをする方法がわかります。

では、このリポスト(旧リツイート)と引用ポスト(旧引用リツイート)は何がどう違うのでしょうか?

一見似たような機能ですが、共有の仕方と表現の有無に大きな違いがあります。以下でその違いを順に見ていきましょう。

リツイート→リポストへの変更とは?Twitterの仕様変更まとめ

TwitterがXへリブランドされた際に行われた大きな変更の一つが、「リツイート」という呼称の廃止です。

2023年7月頃から段階的に、アプリやWeb上の表記が「Retweet(リツイート)」から「Repost(リポスト)」へ置き換わりました。

同時に、「ツイート」は「ポスト」、引用リツイートは「引用リポスト」と呼ばれるようになりました。

機能としては同一であるものの、名称が変わったことで一時的に混乱するユーザーもいました。

例えば旧Twitterでは「RTした」「QTした」という略称が使われていましたが、現在はリポスト(RP)や引用リポストという表現に移行しつつあります。

ただし、日本語圏のユーザー間では依然「リツイート」「引用リツイート」といった言葉も通じるため、日常会話では混在しているのが実情です。

公式表記としてはXに合わせ「リポスト」「引用ポスト」を使うのが正確ですが、意味としてはリツイート=リポストですので、名前の違いだけで機能の変化はないことを押さえておきましょう。

また、UI上の仕様変更として、2023年9月にWeb版Xでリポスト/引用の一覧表示方法が変わるアップデートもありました。

従来は各投稿の下に「○件の引用リツイート」等と表示されリンクから一覧を参照できましたが、新UIでは投稿詳細のメニュー内に「ポストのエンゲージメントを表示」としてまとめられました。

この変更により引用リポスト一覧を見る手順が増え、「見づらい」「分かりにくい」との声も上がりました。

2025年現在も仕様は改善途中であり、こうしたインターフェース面の変化にも留意が必要です。

Twitter(X)では、リポストは「そのまま共有」、引用リポストは「意見を付けて共有」

リポスト(旧リツイート)と引用ポスト(引用リツイート)の最も大きな違いは、元の投稿にコメントを付けられるか否かという点です。

リポストは単に他人の投稿を自分のフォロワーに再共有する機能で、元の投稿を一字一句変えずそのまま拡散します。

一方で引用ポストは元の投稿に自分の意見や紹介文を添えて再投稿できる機能です。

簡単に言えば、リポスト=「何も付け加えず共有」、引用=「自分のコメント付きで共有」という違いになります。

この違いから生まれるユーザー体験も異なります。リポストの場合、あなたのフォロワーには元の投稿がそのまま表示され、例えば「○○さんがリポスト」といった注釈が付くだけです。

一方、引用の場合はあなたが投稿主となり、あなたのコメント+引用カードが一体となった投稿がタイムラインに流れます。

リポストには自分の考えを付加できないため情報を加工せず広める用途に向き、引用は自分の考えを付け加えたい時に適しています。

また、操作の手順にも若干の違いがあります。

リポストは対象の投稿下部にあるリポストアイコン(🔁)をワンクリック/タップするだけで即座に共有できます。

引用する場合は、リポストアイコンを押した後に表示されるメニューから「引用」(引用ポスト)を選択し、別途コメント入力画面で文章を入力してから投稿する二手間が必要です。

なお、このコメント入力欄に何も書かずに投稿ボタンを押すと、自動的に通常のリポストとして扱われます。

つまり空欄の引用ポストはシステム上ただのリポストに置き換わる仕様です。

機能リポスト (旧リツイート)引用ポスト (引用リツイート)
共有内容投稿をそのまま共有(コメント不可)投稿を引用し、自分のコメントを追加可能
操作手順リポストボタンを押すだけで即共有リポストボタン押下後「引用」を選び、コメント入力
削除方法再度ボタンを押して取消(ワンクリック)自分の投稿を削除(メニューから削除操作)
プロフィール表示投稿一覧に表示されない場合あり自分の投稿一覧に表示される
元投稿者への通知通知される(コメント内容なし)通知される(コメント内容付き)

※リポストした投稿は自分のプロフィール上では「○○さんがリポスト」と表示されますが、自分の投稿一覧にはカウントされない仕様です(一部表示されないケースもあります)。

Twitter(X)の引用リポストの通知の出方やタイムライン表示の違いとは

リポストと引用では、通知のされ方やタイムライン上での見え方にも違いがあります。

まず通知面では、いずれも元の投稿者には「○○さんがあなたの投稿をリポスト/引用しました」と通知が飛ぶ点は共通です。

しかし引用の場合、その通知にはあなたが添えたコメント内容も含まれて表示されます。

そのため、引用で否定的なコメントを付けた場合などは相手にも内容が筒抜けになるため注意が必要です。

「引用されたけど悪口を書かれている…」といったトラブルを避けるためにも、公の場に出すコメントであることを意識してマナーを守ることが大切です。

タイムライン上の表示では、リポストは元投稿がそのまま表示されるのに対し、引用はあなたが投稿した新しいツイートとして表示されます。

フォロワーの画面では、リポストの場合「○○さんがリポストしました」という小さな注釈付きで元の投稿が現れます。

一方引用の場合、あなたのアイコンとアカウント名が先頭に表示され、その下にあなたのコメント、さらにその下に引用元の投稿内容というレイアウトになります。

つまり引用の方があなた自身の発言として目立つ形になるわけです。

あなたのプロフィールページでも、リポストした投稿は他人の投稿として区別されるのに対し、引用した投稿は完全にあなたの投稿として一覧に残ります。

また、引用では前述の通り元投稿者にもコメント含め通知が行き、元投稿側からは「○件の引用ポスト」として他ユーザーにも参照され得る点も違いです。

リポストの場合、元投稿から辿れるのはリポストしたユーザー一覧(※2025年現在UI上直接一覧を見ることは難しくなっています)ですが、引用の場合は元投稿の「引用」欄からあなたのコメント付き投稿に他のユーザーがアクセス可能です。

このため全く関係ない第三者があなたの引用コメントを見るケースもあり得ます。「引用元から見に来る人がいる」という点を念頭に、引用時にはオープンな発信であることを意識すると良いでしょう。

Twitter(X)の引用リポストの使い方と操作手順|スマホ・PC対応

ここからは実践編として、引用ポストの具体的な使い方・操作方法を解説します。

スマートフォンアプリ(iPhone/Android)とPCブラウザそれぞれの環境で、どのように引用ポストを行うか手順を追って説明します。

また、引用した後の編集や削除の可否についても触れます。

基本的な操作自体は難しくありませんが、端末ごとのUIの違いや注意点もありますので確認しておきましょう。

Twitter(X)の引用リポスト|スマホアプリで引用ポストする手順(iPhone/Android)

スマホのXアプリから引用ポストを行うには、以下の手順を踏みます(iPhone/Android共通の操作です)。

STEP
引用したい投稿を開く

Xアプリで引用したいポスト(ツイート)を表示します。

STEP
リポストアイコンをタップする

投稿の下部にあるリポスト(🔁)アイコンをタップします。

STEP
「引用ポスト」を選択する

画面下部にポップアップメニューが表示されるので、[引用ポストとしてリポスト] をタップします。
※このとき単に[リポスト]をタップするとコメント無しでシェアされてしまうため、「引用」を選ぶのがポイントです。

STEP
コメントを入力する

引用用の新規投稿画面が開くので、元の投稿に対する自分のコメントや補足したい情報を入力します。テキストだけでなく画像・動画を添付することも可能です(GIF画像1枚、写真最大4枚、動画1本まで添付可)。

STEP
投稿(ポスト)する

コメントの入力が終わったら、画面右上の[ポスト](投稿)ボタンをタップします。これで元の投稿があなたのコメント付きでフォロワー全員に共有されます。自分のタイムライン上にも、引用ポストした内容が新規投稿として表示されれば成功です。

以上でスマホからの引用ポストは完了です。

なお、スマホアプリのUIでは一連の操作は非常にシンプルにまとまっており、リツイートと同じ感覚で操作できます。

iPhoneとAndroidで操作手順に大きな違いはなく, ボタン配置や表記もほぼ共通です。

もし引用ポストボタンが反応しない場合は、アプリの不具合や通信状況を疑い、アプリ再起動やネット接続確認を試してみてください。

Twitter(X)の引用リポスト|PCブラウザでの引用方法と注意点

パソコンのブラウザ版Xでも、基本的な手順はスマホと同様です。そのため、図解は割愛いたします。

STEP
引用したい投稿を表示する

ブラウザでXにログインし、引用したいポストの詳細ページを開きます。

STEP
リポストボタンをクリック

投稿の下にあるリポストアイコン (🔁) をクリックします。

STEP
「引用ポスト」を選択

メニューが開くので[引用ポストとしてリポスト] をクリックします。

STEP
コメント入力

引用用の投稿ウィンドウが表示されるので、コメントを入力します(スマホ同様、画像や動画も添付可能です)。

STEP
投稿をクリック

入力が終わったら[リポスト]ボタン(投稿ボタン)をクリックし、引用ポストを公開します。

操作自体はスマホとほぼ同じですが、PCの場合はマウス操作になる分だけワンクリック動作が明確です。

また、PCブラウザ版では一度引用ポスト画面を開いた後に別のタブに移動したりすると下書きが消えてしまうことがあるため、コメント入力中は投稿完了まで画面を閉じないよう注意しましょう。

PC版ではスマホ版と異なり、日本語環境でもメニュー表記が「Quote」など英語になるケースがありましたが、2025年現在は基本的に「リポスト」「引用」と日本語で表示されます。

万一見当たらない場合でも、リポストアイコンを押した際に表示される2択のうち、鉛筆マークの付いた方が引用ポストです(鉛筆アイコン=コメントを書くニュアンス)。

PCブラウザの利点として、キーボードでの文字入力がしやすいので長文コメントも落ち着いて書けます。

その反面、マルチアカウント操作時に別アカウントでログインしていると誤って引用してしまう恐れもあるため、投稿前に自分のアカウントであることを確認するようにしましょう。

Twitter(X)の引用リポストは投稿後に編集・削除はできる?

引用ポストを投稿した後に編集はできるか? これは多くの方が気になるポイントです。

結論から言えば、基本的に投稿後の引用内容を編集することはできません

X(Twitter)は通常のポストも含め投稿後の編集機能を提供しておらず、引用ポストも例外ではありません(※Xプレミアム会員向けに投稿の編集機能が提供される場合があります)。

そのため、誤字の修正やコメント内容の変更をしたい場合は一度削除してから改めて投稿し直す必要があります。

削除方法については、リポストと引用で異なります。

リポストの場合は、自分のタイムライン上で該当のリポストアイコンを再度クリック/タップし、「リポストを取り消す」を選ぶだけで取り消せます。

一方引用ポストの場合は、自分の投稿として扱われているため通常のツイートと同様に削除操作を行います。

具体的には、引用ポストした自分の投稿の右上「…」メニューから[ポストを削除]を選択し、確認ダイアログで削除を確定します。

これで自分の引用ポストは完全に削除され、フォロワーのタイムラインや自分のプロフィールからも消えます。

削除後、もう一度修正したコメントで引用し直すことはもちろん可能です。

ただし一度通知された内容は元投稿者に届いたままであり、削除しても相手の通知欄から消えるわけではありません。

また削除前に他のユーザーがその引用ポストに反応(返信やいいね)していた場合、あなたの削除によってそれらも参照不能になります。

こうした点からも、引用ポストを投稿する際は内容をよく確認し、慎重に扱うことが大切です。

引用ポストはいつ使う?効果的な活用シーンと判断軸

引用ポストとリポストの違いが明確になったところで、実際にどのような場面で引用を使うと効果的かを考えてみましょう。

使い分けの判断軸としては、「自分の意見や補足を付けたいかどうか」「拡散力を重視するかどうか」が挙げられます。

以下では典型的な活用シーンを例に、引用ポストが有効なケースとそのメリット、注意点を解説します。

自分の意見・補足を伝えたいときに引用が最適

まず第一に、何らかの自分の意見や補足コメントを伝えたい場合は、迷わず引用ポストを選ぶべきです。

例えばニュース記事の投稿や業界のトレンドに関するツイートを見かけたとき、「自分の見解を述べたい」「自社のスタンスを示したい」と思ったら引用が適しています。

引用ポストなら元情報を共有しつつ、その内容に対するあなたの意見や解説を同時に発信できるため、フォロワーにとっても情報+あなたの考えをセットで受け取れて理解が深まります。

特に専門知識がある分野で他者の投稿を引用すれば、オリジナルの情報に解説や分析を加えることで価値を高めることができます。

たとえば経済ニュースに専門家としての所見を添える、新商品の告知ツイートにユーザー目線の補足情報を載せる、などです。

こうした引用活用により、フォロワーからは「なるほど、こういう見方があるのか」と信頼感が高まり、あなた自身の権威性向上にも繋がります。

逆に、自分の意見を特に付ける必要がない単なる情報拡散であればリポストでも構いません。

公式発表をそのまま広めたい場合や、速報系ニュースをとりあえず共有したい場合などは、下手にコメントを付けずリポストした方がシンプルで迅速です。

判断軸としては、「この投稿に自分の声を乗せるべきか?」と問い、自分の声を足す価値があるなら引用、なければリポスト、と覚えておくとよいでしょう。

企業アカウントの引用活用例(コラボ発表・社内告知など)

企業公式アカウントの場合、引用ポストはコラボレーションや顧客とのエンゲージメント強化に役立つ場面が多々あります。

例えば他社とのコラボ企画を発表する際、相手企業の投稿を自社が引用して「弊社としても○○様との取り組みにワクワクしています!」とコメントを添えれば、双方のフォロワーにコラボの意図や温度感が伝わりやすくなります。

単なるリポストでは出せない自社の熱量やスタンスを示せるため、ブランドイメージ向上につながります。

また、企業内部の情報共有でも引用が有効です。

仮に社長や役員が個人アカウントで発信したメッセージがあれば、公式アカウントがそれを引用して「社内でもこの方針を徹底して参ります」などと補足を入れることで、フォロワー(=顧客や投資家)に対し企業姿勢を明確化できます。

社内告知的な内容を引用活用するケースは多くありませんが、トップの声を拾い上げ広報する手段として考えられます。

さらに、ユーザーの投稿を公式が引用するのも効果的なファンコミュニケーションです。

例えば自社製品を褒めてくれたユーザーのツイートを引用し「ご利用ありがとうございます!気に入っていただけて光栄です」と返信すれば、本人への感謝を示すとともにその口コミをフォロワー全体に広めることができます。

これは他の潜在顧客へのアピール(実際の利用者の声の共有)にもなり、信頼性の高いUGCマーケティングとなります。

引用することでユーザーとの関係性も深まり、ファンを大切にしている印象を与えるメリットもあります。

このように企業アカウントでは、コラボ発表の相互PR経営層の発信補足ユーザー投稿の紹介など、引用ポストを活用できるシーンは多岐にわたります。

目的は異なれど共通するのは「単なる拡散以上の情報を載せる」ことです。

自社のメッセージを強調したいときには引用、シンプルに情報周知したいだけならリポスト、と状況に応じて使い分けましょう。

引用を多用するとネガティブに見られる?SNSリスクも考慮

便利な引用ポストですが、使い方を誤るとネガティブな印象を与えるリスクもあります。

日本のTwitter文化では、見知らぬ人から引用リツイートされることに抵抗を感じるユーザーも少なくありません。

特に否定的なコメントを付けて引用されると「晒された」「陰口を言われている」と受け止められ、トラブルに発展するケースもあります。

実際、「フォロー外の人に引用RTしないでください!」と怒られた事例もあるように、引用という行為自体を嫌う層が一定数存在することは念頭に置くべきです。

また、引用ポストばかり多用していると、自分のタイムラインが他人の投稿へのコメントだらけになり、オリジナルの発信が少ないアカウントと思われる可能性もあります。

常に何かに物申すスタンスだとフォロワーからネガティブなイメージ(批評的・攻撃的な人という印象)を持たれるかもしれません。

特に他人の投稿を引用して批判する行為は、その投稿者との間だけでなくフォロワー全体にも不穏な空気を伝播させがちです。

引用はあくまで建設的なコメントに留め、批判や悪意ある引用は慎むのがSNS運用の基本です。

さらに、自分が引用することで思わぬ相互トラブルを招くリスクも考えましょう。

引用された側が気分を害してブロックしてくることもありますし、あなたの引用コメントを見た第三者が便乗して元投稿者を攻撃してしまう(いわゆる晒し上げ状態)恐れもあります。

こうなると引用したあなたにも責任が及ぶ場合があります。したがって「なんでもかんでも引用すれば良い」というものではないことを意識し、特にデリケートな話題や個人のツイートを引用する際は慎重に判断しましょう。

まとめると、引用ポストは強力な機能ですが乱用は禁物です。ネガティブに見られないためには以下の点に注意してください:

  • 引用する相手を尊重する: 批判目的での引用は避け、ポジティブな文脈で活用する。必要なら@で相手に断りを入れる。
  • 頻度を抑える: タイムラインが引用だらけにならないよう、自分のオリジナル投稿とのバランスを取る。
  • 内容に配慮: 引用コメントには丁寧な言葉遣いを心がけ、誤解を招かない表現を選ぶ(通知で相手に読まれることを意識する)aprico-media.com
  • 公開範囲を確認: 相手が鍵垢ではないか、返信制限していないかを確認し、問題ない投稿のみ引用する。

これらを踏まえて使えば、引用ポストは決してネガティブなものではなく、むしろ有益な情報共有と交流の手段になります。適切な節度を持って活用することでリスクを最小限に抑えましょう。

よくある疑問と誤解|引用ポストQ&A

田代
最後に、弊社に寄せられる引用ポストに関する疑問や質問についてQ&A形式で整理します。

Twitter(X)の仕様を正しく理解し、不安やモヤモヤを解消しましょう。

引用したら元の投稿者に通知される? それともバレずに引用できる?

通知されます。 リポストと同様、引用ポストを行うと元の投稿者には通知が届きます。しかも引用の場合、あなたの付けたコメント内容も含めて相手に通知される仕様です。したがって「陰でこっそりコメント付きで紹介したい」ということはできません。相手に知られる前提で、公開コメントとして差し支えない内容を心掛けましょう。なお、相手側が通知をオフにしていない限り基本的に届くため、有名人の投稿を引用した場合など相手が通知を見ていなくてもシステム上は通知は送信されています。

引用した投稿の元ツイートが削除されたらどうなるの?

引用元部分は表示されなくなります。 あなたの引用ポスト自体は残りますが、埋め込まれていた元の投稿内容は「利用できません」などの表示に変わり、見ることができなくなります。つまりあなたのコメントだけが孤立した状態になります。この場合、その引用ポストを見た他のユーザーには文脈が伝わらず混乱を招く可能性があります。対処法としては、引用元が消えてしまった引用ポストは削除するか、引用コメント内で経緯を補足するなどの対応が考えられます。しかし基本的には元投稿者の削除は制御できないため、「引用したい!」と思った投稿が本当に永続性のある情報かも見極めると良いでしょう。

引用した投稿って自分の投稿として見られることはあるの?

はい、引用ポストはあなたの投稿として扱われます。 引用ポストは自分のアカウントから新規に発信した投稿ですので、あなたのプロフィール上にも表示され他の人から見ればあなたの発言の一部です。もちろん引用カード内に元の投稿者名が表示されるため、引用元の内容自体があなたのものと誤解されることはありません。ただし、例えば引用元が削除された場合にはあなたのコメントだけが残るため、一見するとあなたが独り言を言っているように見えてしまう可能性があります。このように引用ポストは半分自分の投稿・半分他人の投稿という特殊な位置付けです。フォロワーからは「あなたがこの内容についてコメントした投稿」として受け取られるため、その点を意識して使うとよいでしょう。

引用ポストした後、コメントを編集できないのは不便だけど何か対処法はある?

現状、投稿後に編集する方法は基本的にありません(Xプレミアム会員の編集機能を除く)ので、削除して再投稿する以外に対応策はありません。万一誤字や不適切表現に気付いた場合は、速やかに削除してから改めて正しい内容で引用し直しましょう。削除と再投稿の間に時間が空くと、削除前の内容が拡散されてしまう恐れもあります。なお、削除した場合でも元投稿者側の通知履歴は残るため、その点は割り切るしかありません。投稿前のチェックを丁寧に行い、できるだけ修正不要なクオリティで投稿することが大事です。

自分の投稿を他人に引用されたら削除できますか?

他人の引用ポスト自体を削除することはできません。 前述の通り、一度誰かに引用されるとそれは相手の投稿なのでこちらから制御できません。仮にあなたが元ツイートを削除しても、引用した人の投稿は「元ポストがありません」となりつつ残り続けます。どうしても消したい場合は、引用した相手に直接削除を依頼するしかありません。ただ、通常よほど悪質な内容でない限り、引用されたこと自体は拡散に寄与している面もありますので、むやみに嫌がる必要もないでしょう。気になる場合はDMなどで静かにお願いしてみるか、あるいは放置しておくのがベターです。

まとめ|Twitter(X)での引用を理解して、戦略的に発信しよう

以上、Twitter改めXでの「引用」機能について、リツイート(リポスト)との違いや使いこなしのポイントを解説しました。

「コメント付きで共有できる」のが引用、「そのまま共有」がリポストとシンプルに捉えれば混乱することはないでしょう。

2025年現在の仕様変更も踏まえて、引用とリポストの挙動や注意点を押さえたことで、今後のSNS運用において適切な手段を選択できるはずです。

引用・リポスト・旧リツイートの違いを理解し上手に使い分けることで、情報発信の幅が格段に広がります

ただ拡散するだけでなく自分の意見も付け加えて発信すれば、フォロワーとのコミュニケーションがより深まり、あなたの発信力・影響力も高まるでしょう。

逆に、場面に応じてシンプルなリポストに留める選択もできれば、余計な摩擦を生まず効率よく情報を届けることができます。それぞれの機能のメリットデメリットを踏まえ、「今はどちらが適切か?」を意識して使い分けてみてください。

SNS運用においては、こうした機能理解だけでなく日々の運用テクニックや戦略も重要です。

引用ポストを有効活用しつつ、他の投稿手法(通常投稿やスレッド投稿、画像・動画の使い方等)も組み合わせれば、発信内容の充実度が増しフォロワーへのリーチも拡大できます。

ぜひ今回の解説を参考に、Twitter(X)での発信を戦略的にブラッシュアップしてみてください。

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この記事を書いた人

田代 和也のアバター 田代 和也 MomentuMmarketing代表

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