Twitter(X)のDMを既読をつけずに読む方法とは?通知や設定の仕組みも解説
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Twitter(X)のダイレクトメッセージ(DM)には「既読通知」の仕組みがあります。
相手に「読んだ」と伝わるのは便利な一方で、返信を急かされたり誤解を招いたりする原因になることも。

本記事では 既読が付く条件とタイミング、既読をつけずに読む安全な方法、SNS運用者が注意すべきポイント を最新仕様に基づいて分かりやすく解説します。


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Twitter(X)のDM機能と既読システムの基本
Twitter(X)のダイレクトメッセージ(DM)は、フォロワー同士や希望すれば他のユーザーとも非公開でやり取りできるメッセージ機能です。
DMには「既読通知」の仕組みがあり、相手がメッセージを読むと送信者側に既読であることが分かるようになっています。
具体的には、DMを送信するとメッセージの横に灰色のチェックマーク(✓)が表示されますが、相手がメッセージを開封するとこのチェックマークが青色に変わり、「既読」を示します。
また自分が送ったメッセージをタップすると「既読」もしくは「送信済み」と表示され、相手が読んだかどうかを確認することもできます。
ただし、すべての場合に自動で既読が付くわけではありません。
例えば、あなたがフォローしていないユーザー(または初めてDMをやり取りする相手)から送られてきたDMは、すぐには通常の受信トレイに届かず「メッセージリクエスト」として別枠に入ります。
このリクエスト状態のDMは開いて内容を確認しても、相手には既読が付かない仕様です。
受信者がそのDMを「許可(承認)」し会話を成立させない限り、送信者側にはチェックマークが灰色のままで「送信済み」の表示のままとなります。
つまり、フォロー外からのDMはリクエスト画面で読むだけなら既読が付かず、相手にバレないわけです。
なお、Twitterの既読通知機能は初期設定ではオンになっています。
既読通知がオンのままだと、自分がDMを読むと即座に相手に既読のマークが付いてしまいます。
以下では、この既読通知の仕組みがどのように働くのか詳しく見ていきましょう。
DMの「既読」とは?仕組みと通知のタイミング
DMの「既読」とは、相手のメッセージを開封・閲覧したことを相手に伝えるサインです。
先述の通り、送信者側のメッセージ横に表示されるチェックマークが青く変わることで既読を示します。
既読マークは基本的に受信者がメッセージを開いた瞬間にリアルタイムで付与されます。
アプリやブラウザでDMを開けば即座に送信者の画面に反映され、DM一覧でも既読か未読かが一目で判別できるようになっています。
ここで注意したいのは、「通知」の捉え方です。
Twitterでは誰かがあなたのDMを読んだときにプッシュ通知などで知らせる機能はありません。
つまり、相手に「◯◯さんがメッセージを読みました」という通知が飛ぶわけではないということです。
しかし、送信者は自分のDM画面を見れば、チェックマークの色や「既読」の表示によってあなたがメッセージを読んだ事実を確認できるため、実質的には既読が相手に伝わってしまう点は同じです。
また、既読通知が付くタイミングは相手がメッセージを開いた瞬間のみです。
相手がまだDMを開封していなければ、あなたの画面ではずっと灰色チェック(未読)のままですし、相手が開かない限り永遠に既読は付きません。
逆に、相手が開けばすぐに既読となります。DMを送った後は、「既読が付いた=相手が今メッセージを読んだ」というリアルタイムの動きとして捉えておくとよいでしょう。
既読通知が届く条件とは?相手にバレるパターンを整理
では、どんな場合にDMに既読マークが付いて相手に「読んだ」とバレてしまうのでしょうか。主なパターンを整理します。
- 自分と相手双方が既読通知をオンにしている場合:
あなたのアカウント設定で既読通知が有効で、かつ通常のDM受信トレイ上のやりとりであれば、あなたがDMを開封した瞬間に相手に既読が通知(表示)されます。相手の画面ではチェックマークが青色に変わり、メッセージをタップすると「既読」と表示される状態です。 - 自分の既読通知設定がオフの場合:
自分側で既読通知をオフにしていると、あなたがDMを読んでも相手画面に既読マークは付きません。仮に相手側が通常は既読通知オンにしていても、あなたの設定が優先されるため相手からは未読(灰色チェック)のままに見えます。 - DMが「メッセージリクエスト」状態の場合:
前項でも触れた通り、フォロー外などから初めて届いたDMはリクエストに入ります。このリクエスト中のDMは開封して内容を読んでも相手には既読が付かない仕組みです。送信者側にはチェックマークが灰色のまま「送信済み」と表示され続け、読まれたかどうかは分かりません(あなたがその後「許可」して通常のDMに移した時点で既読扱いになる可能性があります)。 - グループDMの場合:
複数人でのグループDMでも基本は同様で、誰か一人がメッセージを読めばその人の名前またはアイコンに「既読」マークが付いて表示されます(参加者全員が既読かどうかは各自の横に表示)。グループDMでも既読通知設定をオフにしているメンバーがいれば、その人が読んでも他メンバーには既読と表示されません。
要するに、「相手に既読が伝わる」ためには、
(1) あなたがDMを開封すること
(2) あなたのアカウントで既読通知がオンになっていること
の両方が条件になります。
逆に言えば、既読通知をオフにしておけば、あなたが読んでも相手にはバレません。
また、DMがリクエストに留まっている間や、あなたが一切DMを開かず内容プレビューも見なければ、当然相手に既読が付くことはありません。
「非公開アカウント」や「鍵垢」でも既読はつくの?
結論から言えば、公開アカウントであろうと鍵アカウント(非公開)であろうと、DMの既読仕様に違いはありません。
鍵垢だから既読が付かない、バレないといった特別扱いはないので注意しましょう。
例えば企業アカウントなどでフォロワー限定の鍵垢運用をしている場合でも、通常のDMを読めば公開アカウント同様に送信者には既読マークが表示されます。
既読機能はTwitter(X)のDMに共通の仕組みであり、相手がDMを開けば自動で既読が付く点は全ユーザー共通です。
ただし、先述したように既読通知自体をオフにする設定は誰でも可能です。
この設定をオフにすれば、自分がどんなアカウント種別(公開/非公開)であっても相手に既読マークが表示されなくなります。
多くの有名人や企業アカウントが敢えて既読通知をオフにして運用しているのは、「読んだけど返信がまだない」という状態を相手に知られないようにするためです。
特に鍵垢の場合、フォロワーとのクローズドなやりとりが中心とはいえ、既読を付けたまま放置すると関係性に誤解を生む可能性があります。
「鍵垢でも既読は付くので、気になるなら設定で無効化できる」という最新仕様を押さえておきましょう。
DMを既読をつけずに読む方法|リスクの少ない閲覧テクニック
では、本題である「TwitterのDMを既読をつけずに読む方法」を解説します。
相手にバレずにメッセージ内容を確認するテクニックはいくつかありますが、ここでは安全確実な方法から裏技的な応用方法まで順に紹介します。
【【安全】通知をオフにして読む|「リクエスト」欄での確認
最も簡単で確実に既読を付けずにDMを読む方法は、Twitterの設定で「既読通知」をオフにしてしまうことです。
これを設定しておけば、その後はあなたがどんなDMを読んでも相手に既読マークが付くことはありません。
具体的な手順は後述しますが、Twitterアプリの「プライバシーと安全」設定から「ダイレクトメッセージ」→「既読通知を表示」をオフにするだけで完了します。
一度設定してしまえば、以降は自分宛のDMを自由に開封して内容をチェック可能です(※相手の画面にはメッセージ送信直後と同じ灰色チェックマークのまま「送信済み」と表示され続けます)。
この方法のメリットは、相手ごとに気を遣う必要がないことです。
全てのDMについて既読が付かなくなるため、誰からのメッセージでも安心して「こっそり読む」ことができます。
ただしデメリットもあり、既読通知オフにすると自分が送ったDMについても相手が読んだか分からなくなる(相手の既読も見えなくなる)点には注意しましょう。
また、過去に既読が付いていたメッセージも一律「送信済み」に表示が戻るため、状況によっては相手に「あれ、既読が消えた?」と気付かれる可能性もあります。
よって一度オフにしたら基本的にはそのまま運用し、必要に応じて相手に「既読を付けない設定にしている」旨を伝えておくと誤解が生じにくいでしょう。
もう一つ安全な方法として、DMの「メッセージリクエスト」機能を活用する手があります。
前述の通り、フォロー外から届いたDMはリクエストフォルダに入りますが、この段階であれば開封して内容を読んでも相手に既読は通知されません。
そこで、もしフォロー外のユーザーからDMが来た場合は、すぐに「許可」せずリクエスト内でメッセージを確認すると良いでしょう。
リクエスト内であれば何度読み返しても相手にバレず、返信が必要だと判断した段階で「受信を許可」すればやりとりを開始できます。
もちろん、そのまま返信せずスルー(無視)することも可能です。
この方法は相手に既読通知を送らずに内容を精査できるため、ビジネスアカウントでもプライベートでも有効なテクニックです。
補足: DMリクエストで届いたメッセージを読んでも相手には「送信済み」のまま(既読にならない)。下図はリクエストDMを受信側で開封した場合(左)と、送信側の画面(右)の比較です。受信側は許可しない限りメッセージを読むだけなら安全で、送信側にはチェックマークが灰色のまま変化しません。
受信側で開封しても「許可」しなければ送信者には既読が通知されず、送信者側ではチェックマークが灰色のまま(送信済み✓)で変化しない。
【【応用】シークレットモードやログアウト状態で読むには?
既読を付けずにDMを読む裏技として、「機内モード(一時オフライン状態)で読む」という方法がしばしば語られます。
例えばスマホでDM通知が来た際にインターネット接続を切断(機内モードON)し、そのままDMを開いて内容を確認、その後アプリを終了してから再びオンラインに戻すという手順です。
理論上、オフライン中にDMを開けばサーバーに「既読した」という情報が送信されないため、一時的に既読を付けずに読むことが可能です。
ただし、この方法はリスクも伴います。
機内モードを解除してオンライン復帰する際に万一アプリがバックグラウンドで開いたままだったりすると、結局その時点で既読が付いて相手に伝わってしまいます。
実際の検証でも、機内モードを解除した後には最終的に既読が付いてしまったとの報告があります。
そのため、もしこの方法を試すなら「復帰前に確実にアプリを終了する」「念のためしばらく開かない」といった慎重さが必要です。
完全に確実な方法とは言えないので、あくまで応用的なテクニックとして自己責任で利用してください。
「シークレットモード」「ログアウト状態で読む」といった発想もありますが、Twitterの場合ログアウトしていてはそもそも自分宛のDM内容を閲覧することはできません。
自分のアカウントにログインせずにDMを見る公式な方法は提供されていないため、「別ブラウザのシークレットモードでログインし直せばバレないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかしどの端末・ブラウザからログインして読んでも同じアカウントで開封した事実はサーバーに記録されるので、残念ながら既読を防ぐ効果はありません。
要するに、ログインした状態でDMを閲覧する以上、通常は既読履歴が付くと心得ましょう。
一方で、ログインせずともDMの内容を把握する手段として「通知機能を活用する」ことが挙げられます。
TwitterではDMを受け取るとプッシュ通知(スマホの通知ポップアップ)やメール通知で内容の一部を知らせてくれる機能があります。
通知に表示されたメッセージ内容を読むだけであれば、実際にDMを開封したことにならないため相手に既読は付かないのです。
例えばスマホのロック画面に表示されたDM通知をスクロールして全文を読み込んだり、登録メールアドレスに届く「TwitterからのDM通知メール」でメッセージ内容を確認するといった方法です。
これらは公式機能の範囲内で可能な閲覧方法であり、ちょっとしたDMの内容確認には非常に便利です。
実際、「出先で忙しいときにDMを開けないけどメールで内容だけ把握できて助かった」など、有効に使っている声もあります。
ただし長文のDMだと通知プレビューでは全部見切れない場合もありますので、状況に応じて使い分けましょう。
【注意】外部ツールやスクショアプリの使用リスク
インターネット上には「既読を付けずに○○するツール」などと称して、TwitterのDMに関する非公式ツールやアプリが出回っていることがあります。
しかし、こうした外部ツールの利用は非常にリスクが高いためおすすめできません。
Twitterのアカウントに連携するタイプの非公式アプリは、アカウント乗っ取りや情報漏洩の危険性がありますし、利用規約に反してアカウント凍結の原因となる可能性もあります。
「ログイン情報を入力してDMを代わりに表示します」といったサービスはフィッシング詐欺の疑いも否定できません。
同様に、スクリーンショット自動保存アプリ等でDM通知をキャプチャして読む方法も聞かれますが、これもOSやアプリの動作保証外です。
万が一こうした手段で不具合が起きても自己責任となりますし、何より大切なプライベートメッセージを第三者のツール経由で扱うこと自体がリスクです。
企業のSNS担当者であれば尚更、セキュリティ面から外部ツールは避け、公式機能内での既読対策を徹底しましょう。
最後に、安全策と応用策のポイントを簡単にまとめます。
- 既読が付くケース: 通常のDMで相手が既読通知オンの場合に自分が開封したとき(双方通知オン)など。
- 既読が付かないケース: 自分が既読通知オフに設定している場合、DMがリクエスト状態で未承認の場合、通知プレビューやメールで内容を確認した場合など。
上記を参考に、状況に応じた方法でDMをチェックしてください。では次に、実際の操作手順や設定変更の方法をスマホ・PC別に見ていきましょう。
スマホ・PC別|DMをこっそり読む操作手順
ここからは、スマートフォンアプリとPCブラウザ、それぞれでDMを既読にしないための具体的な操作方法を解説します。
基本となる「既読通知をオフにする」設定手順に加え、誤って既読を付けてしまわないための工夫や、一時的に通知を止める方法についても触れます。
スマホアプリ(iPhone/Android)での既読を防ぐ設定
Twitter公式アプリでは、数タップで簡単に既読通知のオン/オフ設定を変更できます。スマホから既読を付けない設定にする手順は次の通りです。
画面右下のメッセージ(封筒)アイコンをタップします。
DM一覧画面の右上にある歯車の設定ボタンをタップします。
設定メニュー内の「ダイレクトメッセージ」項目にある「既読通知を表示」のスイッチをオフ(灰色)に切り替えます。
以上で設定完了です。
これ以降、スマホアプリでDMを読んでも相手に既読は通知されなくなります。
iPhone・Android共に手順は同様で、1分もかからず設定できます。
なお、一度オフにした既読通知は再度同じ手順でオンにも戻せます。
PCブラウザでの確認手順と注意点
PCのウェブブラウザ版Twitterでも、スマホと同様に既読通知の設定を変更することができます。手順は2通りあります。
- DM画面から設定変更:
左メニューの「メッセージ」をクリックしDM一覧を開いたら、画面右上の歯車アイコン(メッセージ設定)をクリックします。右側に表示される設定メニュー内の「既読通知を表示」をオフに切り替えれば完了です。 - 設定メニューから変更:
左メニューの「もっと見る」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」と進み、「既読通知を表示」のチェックを外すことでオフにできます。
どちらの方法でも結果は同じく、以降PCからDMを開封しても既読が付かなくなります。
PC設定とスマホ設定はアカウントに紐づいているため、一方でオフにすればもう一方の端末から見ても既読通知はオフ状態です(デバイスごとに別設定ではない)。
そのため、スマホで既読オフにしておけばPCで開封してもバレないことになりますし、逆にPCだけ設定を変えてもスマホアプリにも適用されます。
PCで運用する際の注意点としては、複数人で一つのアカウントを管理している場合の既読管理があります。
例えばカスタマーサポート用の公式アカウントをチームで運用しているケースでは、誰か一人がPC上でDMを開封すると全員にとってそのDMが「既読済み」扱いになってしまいます。
もし既読通知がオンになっていると、他の担当者が気付かず未返信のまま放置してしまうリスクもあります。
そうしたミスを防ぐためにも、PCでのDM閲覧時も基本は既読通知オフを推奨します。
チーム内で「DMを開いたら必ず対応するor何らかの印を残す」といったルールを決めておくと、PC上でも既読スルー事故を減らせるでしょう。
Twitter(X)でDMの既読通知を一時的に通知を防ぎたいときの設定方法
業務上どうしても今すぐ返信できないが、とりあえず内容だけ確認したい…といった場合、既読を付けずに読む方法は前述の通りいくつかあります。
しかし「そもそもDMが届いたこと自体に気付かなければ返信を急かされることもない」ため、一時的にDMの通知自体をオフにするという手もあります。
Twitterアプリには各種通知のオン/オフ設定があり、DM通知も個別に制御可能です。
例えば一定時間DM通知をオフにする(ミュートする)ことで、自分の端末にDM受信のポップアップやバッジが表示されないようにできます。
これにより「メッセージが来ているのに読まないと…」という心理的プレッシャーを軽減できますし、誤って開封して既読を付けてしまうリスクも下がります。
一時的にDM通知をオフにする方法としては:
- アプリ全体でDM通知をオフ:
「設定とプライバシー」→「通知」→「通知をフィルタリング」→「ダイレクトメッセージ」をオフにします。
必要なときにオンに戻すことも忘れずに。 - 特定の会話のみミュート:
DM画面で相手との会話詳細を開き、オプションメニューから「通知をミュート」を選択します(※グループDMでは「会話をミュート」が可能)。
こうするとその相手(またはグループ)からのDM通知だけを遮断できます。相手にはミュートしたことは分からないので安心です。
特に後者は、頻繁にメッセージを送ってくるユーザーや、営業時間外に届いた問い合わせなどを一時的にスヌーズしたい場合に有効です。
ミュート中でもDM自体は届いて蓄積されていきますので、落ち着いて対応できるタイミングでミュート解除してまとめて確認するといった運用ができます。
参考: ミュート(Mute)は相手に気付かれずに通知だけオフにできる穏便な方法です。ブロックのように関係を断つわけではないので、「関係は切りたくないが通知が多くて困る」ときに便利です。DMについても通知が煩わしい時はミュートを活用しましょう。
以上のように、スマホ・PCそれぞれの環境で「既読を付けないための設定」や「通知をコントロールする方法」が用意されています。
次章では、そもそもなぜ既読を付けたくないケースがあるのか、その理由と対処法をSNS運用の観点から考えてみます。
Twitter(X)のDMを既読にしたくない理由と対処法|SNS運用の視点から
SNSを運用していると、「メッセージは確認したけど、今は返信したくない/できない」という場面が少なからず発生します。
企業のSNS担当者やインフルエンサーであれば、DM対応ひとつがブランドイメージやフォロワーとの関係性に影響することもあるため慎重になりますよね。
ここでは、なぜユーザーがDMの既読を付けたくないと思うのか、その代表的な理由と対処法を解説します。
既読スルーの誤解を防ぐために|一時対応のマナー
まず大きな理由の一つが、「既読スルー」に対する懸念や罪悪感です。
既読スルーとはメッセージを読んだまま返信しないことを指し、送った側からすると「読んでいるのになぜ返事がないのか?」と不安や不満を生みやすい行為です。
プライベートな間柄でも既読スルーが原因でトラブルになることがあるくらいで、特に親しい友人間では「返信を待っているのに既読無視された」と誤解されるケースもあります。
企業アカウントであればなおさら、ユーザーからのDMを読んだまま放置すると「対応が遅い」「無視された」とネガティブな印象を与えかねません。
この誤解を防ぐためには、一時対応のマナーを身につけておくことが大切です。
例えばDMの内容を確認したけれどすぐに回答できない場合、ひとまず「メッセージ拝見しました。後ほど返信いたします。」といった簡単なリアクションを送るだけでも、相手の不安は和らぎます。
企業のSNS対応でも、クレームDMなどに即座に詳細回答できなくても、まず「お問い合わせありがとうございます。現在確認しておりますので少々お待ちください。」と送るだけで印象は大きく改善します。
ポイントは、相手を待たせるとしても既読をつけっぱなしにせず「読んだよ」という姿勢を示すことです。
もしそれも難しい状況であれば、いっそ既読を付けずにメッセージを未読のまま保留する判断もありでしょう。
前述した既読を付けずに読む方法を活用し、内容だけ確認しておいて、返信準備ができるまで正式には開封しないという運用です。
相手に心配をかけないための配慮として、自分の状況に合わせて既読通知のオン/offや仮返信を使い分けましょう。
返信が必要なDMとスルー可能なDMの見極め方
DM対応においては、すべてのメッセージに必ずしも返信すべきとは限りません。
特にフォロワー数が多いアカウントでは日々様々なDMが届きますが、その中には対応すべき重要なDMと、無理に返信しなくても問題ないDMが混在しています。
これらを上手に仕分けすることが、SNS担当者の腕の見せ所でもあります。
まず返信が必要・推奨されるDMとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。
- ユーザーからの問い合わせや相談: 製品やサービスに関する質問、困りごと相談、クレーム報告など。迅速かつ丁寧な返信が求められます。
- コラボや仕事の依頼: 他社からのタイアップ依頼やメディア出演オファーなど。ビジネスチャンスに繋がるため、見落とし厳禁です。
- 親しい知人からの連絡: プライベートでも大事な友人や家族からのメッセージは、既読無視すると関係にヒビが入る可能性があるので早めに返答しましょう。
一方でスルー(返信不要)でも問題ないDMの例は次の通りです。
- 明らかなスパムや宣伝DM: フォロー関係無視で大量送信される広告DMや、不審なリンクが貼られたメッセージ。開封せず削除で構いません。
- 挨拶だけ・一言だけのDM: 見知らぬユーザーからの「こんにちは」程度のメッセージや、返信しても会話が広がらない内容。無理に返す必要はありません。
- 悪意のあるメッセージや嫌がらせ: 誹謗中傷や明らかな嫌がらせは返信せず、場合によってはブロックや通報を検討してください。相手にしないのが一番です。
重要なのは、自分や自社にとって有益か、相手が返信を強く求めているかを基準に判断することです。
返答しないと相手が困ったり怒ったりしそうなものは早めに対処し、それ以外は時間があるときに余裕があれば返す、もしくはスルーする方針でも問題ありません。
仮に返信しないDMであっても、内容だけは把握しておいた方が良い場合もあります。そういう意味で、既読を付けずに内容を確認できるテクニック(通知プレビューを見る、リクエストで読むなど)は、スルー可否の見極めにも役立つでしょう。
なお、知らないユーザーからのDMで不快な内容の場合は、開かずにDMスレッドごと削除することも可能です。
TwitterではDM一覧から相手とのスレッドを削除できますが、削除操作をしても相手には通知されません。
ただし削除するとその相手との過去のやりとり履歴も自分側では見れなくなるため注意しましょう。不必要なDMは思い切って消去してしまうのも一つの手です。
SNS運用者が「既読」に気をつけるべき3つの理由
最後に、特に企業やブランドのSNS運用担当者がDMの既読管理で注意すべき理由を3つ挙げます。
- 顧客・ユーザーとの信頼関係維持:
DMはユーザーとの大切なコミュニケーション手段です。
既読が付いたのに長時間返信がないと、ユーザーは「無視された」と感じて不満を抱くかもしれません。
これは顧客満足度の低下につながり、ひいてはブランドイメージの悪化を招きます。
特にクレーム対応で既読放置は最悪です。
「読んだ=返信する」という意識で、できるだけ早めの対応を心がけましょう。
返信が遅れる場合も一言連絡を入れるなどして、ユーザーを不安にさせない工夫が重要です。 - 炎上リスクの回避:
SNS上では些細なことから炎上(批判の殺到)が起こることがあります。
DMに既読を付けたまま返信しない行為も、相手によっては公の場で「○○社に無視された!」と暴露されてしまう可能性があります。
実際に「企業アカウントに問い合わせDMしたが既読スルーされた」という投稿が拡散され、批判を浴びるケースも考えられます。
そうした火種を作らないためにも、既読を付けっぱなしにしないか、あるいは既読が付かない設定にしておくなどの対策が有効です。
常にユーザーから見られているという緊張感を持ち、DM対応には慎重さとスピードの両方が求められます。 - チーム運用での漏れ防止:
複数人で一つのアカウントを管理している場合、誰かがDMを開封すると他のメンバーには既読になったことしか分からず、「誰が対応中なのか」「返信済みか未対応か」が見えにくくなります。
既読通知をオンのままにしていると特に、うっかり対応漏れが発生しがちです。
例えばAさんがDMを読んだが忙しくて後回し→Bさんが見たときには既読になっているから対応済みかと思って放置…という具合です。
これを防ぐには、既読通知をオフにしておき社内で管理ツールやルールを設けて対応状況を共有することが一つの手です。
または既読通知オンでも、「誰がどのDMに返事するか」を明確に割り振り、開封した人が責任を持って処理する運用ルールを決めておくことが大切です。
いずれにせよ、社内でDM対応の明確なルールを策定し、既読による勘違いや対応遅れが起きないようにしましょう。
以上の理由から、SNS運用者にとってDMの既読管理は小さなようで非常に重要なポイントです。
DM対応をおろそかにすると信頼を失いかねませんし、逆に丁寧にこなせばファンのロイヤリティ向上にもつながります。「既読」の扱いひとつにも気を配り、賢く運用していきましょう。
よくある質問と誤解|Twitter(X)のDM既読Q&A
最後に、TwitterのDMに関するよくある疑問や誤解をQ&A形式でまとめます。



相手に「既読」がついたことは通知される?
- 企業の代表をしています。昨年度よりSNS運用で自社製品の宣伝を行っているのですが、他社の経営者様とのコミュニケーションでDMを活用しています。忙しく返信が滞ってしまうこともあり、既読の通知が相手側のスマートフォンの通知として届くのかを教えてください。
-
いいえ、プッシュ通知などで相手に知らされることはありません。
相手は自分のDM画面を見て初めて既読かどうかを確認できます。
ただし、送信者がDM画面を開けばあなたが読んだかどうか一目で分かる表示(青いチェックマークや「既読」ラベル)が付いているため、結果的に「既読がついたこと」は相手に伝わると考えてよいでしょう。
要するに、「○○さんが既読しました」という通知こそ行きませんが、既読マークそのものが通知代わりになります。
既読を取り消すことはできる?
- SNSマネタイズにチャレンジをしている学生ですが、アフィリエイトの提供企業からのDMに既読無視をしてしまいました。既読の取り消しってできますか?
-
個別のメッセージ単位では取り消せません。
一度既読が付いてしまったDMを「未読」に戻す機能はTwitterにはありません。
相手側の画面から既読マークを消す方法も原則ありません。
ただし、裏技的な対処として「既読通知をオフにする」設定を使えば、自分と相手双方の画面上で既読表示が消えます。
既読通知をオフに切り替えると、過去に既読が付いていたメッセージもすべて「送信済み」に表示が戻る仕様です。
そのため、一見「既読を取り消せた」ように見えますが、相手がすでに読んで既読マークを確認していた場合、その記憶を消すことはできません。
また急に過去の既読が消えることで相手に設定を変えたと気付かれる可能性も高いです。
よほどの事情がない限り、既読を付けてしまったものは諦めて速やかにフォロー(返信や謝罪など)することをおすすめします。
リクエストDMを読んでも既読にならないって本当?
- 最近、Xを活用する企業の社長が多く、弊社でも力を入れ始めています。ただ、お金がある企業と思われているのか、詐欺まがいなDMがリクエストボックスに入ることが増えました。このDMは読んでも既読にはならないのでしょうか?
-
自分がフォローしていないユーザーなどから届いたDMは「メッセージリクエスト」として受信トレイとは別に保存されますが、そのリクエスト段階で開封しても相手に既読は通知されません。
送信者側のチェックマークは灰色のままで、「送信済み」と表示され既読には変わらない仕様です。
これはTwitterの設計上、ユーザーが見ず知らずの相手からのメッセージを内容確認だけして無視することもできるよう配慮されているためです。
したがって、「とりあえず内容だけ見たいけど反応したくない」DMであれば、リクエストのまま読んで放置すれば相手には一切バレません。
もちろん、その後「許可」をタップして通常DMとして会話を開始した場合には、その時点で最新メッセージは既読扱いとなりますのでご注意ください。
まとめ|Twitter(X)のDMは“読む=返信”とは限らない
本記事ではTwitter(X)のDMにおける既読通知の仕組みと、それをコントロールする方法について詳しく解説しました。
DMの既読は便利な反面、プレッシャーにもなり得る機能です。特にSNS運用者にとって、「既読を付けたらすぐ返信しなければ」という思い込みは時に負担になります。
実際には、DMを読んだからといって即返信しなければならないわけではありません。大切なのは相手への配慮と、適切なタイミングで対応することです。
相手に配慮しつつ、柔軟にDM運用をしよう
DMは相手との大切なコミュニケーションの場です。既読通知をオフにするかオンにするか、返信をすぐ返すか少し待つ…これらは状況に応じて柔軟に判断しましょう。
相手との関係性やメッセージの内容によって、「いま既読を付けるべきか?返信は後でも失礼にならないか?」を考える習慣を持つと良いでしょう。
例えばクレーム対応であれば迅速に既読・返信する、提案検討中なら既読だけ付けて丁寧に検討してから返事する、迷惑DMなら既読自体付けず無視する等、ケースバイケースです。
相手に思いやりを示しつつ、自分たちのペースでDMを活用することで、双方にとってストレスの少ないコミュニケーションが可能になります。
SNS運用者向けのDM対応ルールを決めておこう
企業やプロのSNS担当者であれば、チーム内でDM対応のルールやガイドラインを策定しておくことを強くおすすめします。
例えば「既読通知は原則オフ」「DMの返信は24時間以内」「夜間は返信しない代わりに自動応答メッセージ設定」など、運用方針を決めておけば迷いが減ります。
既読を付けるタイミングや誰が返答するかも、あらかじめ取り決めておけば対応漏れや二重返信のトラブルも避けられます。
加えて、本記事で紹介したような既読を付けずに確認するテクニックや緊急時の対処法もマニュアルに盛り込んでおくと安心です。
SNS上のコミュニケーションは公開/非公開に関わらず迅速で丁寧な対応が求められます。チームで知恵を出し合い、円滑にDM対応できる環境を整えておきましょう。
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